Linux Debian のインストール
Linux Debian のインストールドキュメント3
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12/15レポート 「Debianインストールドキュメント」|】
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1.暗号化プログラムの設定
「Shall I enable md5 passwords?」
つまり、パスワードを暗号化するプログラムとしてmd5を使うのか
聞いてくるので
「Yes」を選択
2.Shadowパスワードの設定
「Shall I install shadow passwords?」
つまり、シャドウパスワードを使用するのか聞いてくるので
「Yes」を選択
この後、何かぞろぞろと出てくるがとにかく「Yes」
3.ルートのパスワード設定
そのパソコンを使用している人のうちの1人がルートになり、
その人がパスワードを打ち込んでOK
その後、もう一度入力するように言われるので
再度同じパスワードを入力してOK
※必ずルートは誰か1人に限定し、パスワードの共有は行わないこと。
セキュリティ上、パスワードの共有は危険である。
ルート以外の人にもルートと同じ権限を与えることは
後の設定で可能である。
4.「Shall I create a normal user account now?」
一般ユーザーのアカウントを作るのかと聞かれるが、
この段階で作成する必要はないため「No」を選択
5.「Shall I remove the pcmca packages?」
では「Yes」を選択
「Do you want to use a PPP connection to install the system?」では
PPPを使うのかどうか聞かれるが、使わないので「No」
次はパッケージのインストールに移る
Point to Point Protocol の略
「点から点への通信規約」(直訳では意味がわかりませんね…)
TCP/IPなどの事をプロトコルと言ったが、これもまたプロトコルの一種
ちなみにプロトコルとは「通信規約、とか通信する方法、手段」といった意味
どういうプロトコルか?
主にダイヤルアップ接続で(アナログ回線やISDN)ネットワークにつなぐときに使われるプロトコル。ダイヤルアップ接続においては今はこれが主流になっている。ダイヤルアップ接続をPPP接続と言ったりもする。
(家からダイヤルアップでネットワークにつないでいるなら、「ファイル名を指定して実行」で、「winipcfg」とすると、「IP設定」のところに「PPP Adapter」というのが表示されるはず。たぶん)
昔の話
昔は、ダイヤルアップ接続では、PPPの他にもSLIP(Serial Line Internet Protocol)というものも使われていたが、エラーの訂正機能機能がない、セキュリティが無い等の欠点から廃れ、後継のPPPにその座を譲っている。また、「使わない事」が推奨されている。
少々むつかしい話(僕自身も良くわかってません)
このPPPというプロトコルは「OSI参照モデル」では、「データリンク層(第2層)」にあたる。
(「OSI参照モデル」に関しては
情報実験第5回-11/10-のテキスト「4.インターネットの裏側:通信機能の階層構造」
参照のこと)
ちなみに「データリンク層」とは、「通信相手との物理的な通信路を確保し、通信路を流れるデータのエラー検出などを行う。」のだそうです。
MP(Multilink PPP)について (蛇足)
複数の回線を同時に使ってPPP接続する事
たいていは、ISDNの2回線分を同時に使って128Kbpsで通信する機能を示す事が多い。
基本的にISDNは1本で2回線分の通信が出来るため、電話をしながらインターネットを使ったり出来る。この2回線分を両方ともインターネットに使おうとするのがMPである。
当然、速度は2倍になり、非常に早いが、TAやプロバイダがそれに対応していないと
使う事は出来ない。
なお、本来のMPは、複数の回線を同時に利用して通信速度を速くする方式全体をさすもので、ISDNに限ったものではない。
で、結局のところ
つまり、ここの設定でPPP接続しないのは、情報実験機がダイヤルアップ接続でないからである。