Linux Debian のインストール

Linux Debian のインストールドキュメント5

ユーザー設定
 ・残りのパッケージの追加
 ・一般ユーザー追加
 ・sudoの設定
 ・LILOの設定
 ・Xserverの設定


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・残りのパッケージの追加

まずは、これからの作業に必要なパッケージを さらにインストールする必要がある。
まず、rootでログインする。(無論ルートの人がする)
そして、
# apt-get install ssh
# apt-get install sudo
# apt-get install mnews
以上の3つを順々に入力し、3つのパッケージをインストールする
(テキストにある残りのものは後でインストールする)

この時-Server Name-を聞かれるが
「news.ep.sci.hokudai.ac.jp」と入力
-Please enter the domain name-では
無記入で(デフォルトで)Enter

また、これらの最中に「XFree86」の設定をするか聞かれることもあるが、 後で設定するので「No」で良い

インストールされているかどうかの確認
「dpkg」というコマンドを使う。(もちろんこれ以外にも使える)
# dpkg -l |less
と入力すると既にインストールされているパッケージを表示してくれる。

・一般ユーザーの追加

# adduser (ログイン名)
と入力
その後、2度パスワードを聞かれるので、2度とも打ち込む
その後、ユーザー情報を聞かれるが、 どうしても、入力する必要があるのは「フルネーム」にのみである。
最後にユーザー情報が表示され、
「Is the information correct? [y/n] 」と聞かれるので、 正しければ「y」入力して、ユーザーの追加完了。
今回の情報実験では1つのパソコンにつき大体2人の ユーザーさんがいるので、2人分作る。
※1人はすでにルートで入ってはいるが、ルートだと権限が大きすぎて うっかり大切なファイルなども消してしまう危険があるため、 その人も一般ユーザーとして登録すべきである。

・sudoの設定

普段からルートで作業すると、権限が大きすぎて危険なため 一時的に必要なときだけその権限を用いるようにする。
それに必要なコマンドが「sudo」である。

-実際の作業-
(ちなみにこの作業は先ほどの「残りもパッケージの追加」で 「sudo」をインストールしていないと実行不可能)
まず、
# visudo
と入力。すると、懐かしの「vi」が起動する。「vi」の操作方法を 忘れている人は先に確認しておくこと。
そこで以下の2行を元々書いてある文章の下に追加する。
(1人目のユーザーのログイン名) ALL=(ALL)ALL
(2人目のユーザーのログイン名) ALL=(ALL)ALL

これらを書き終わったら保存して、 (コマンドモードにして「:wq」)終了する。
※この後は、いったんrootからログアウトして、 一般ユーザーでログイン、sudoコマンドで動かす。

--sudoの使用法(2種類)--
1.rootでしかできないコマンドの前に「sudo」と入力
$ sudo vi /etc/lilo.conf
2.いったんrootに成り代わる。こうすると「exit」と入力するまでは  rootとしてコマンドを実行できる
成り代わるコマンド
$ sudo -s
一般ユーザーに戻るコマンド
# exit

・LILOの設定

情報実験機にLinuxとWindowsの2つを入れたが、 どちらを起動するか選べないとはなはだ不便である。 どちらを起動するかを管理するソフトがLILOである。
まず、LILOの設定ファイルである「/etc/lilo.conf」を編集する。
$ sudo vi /etc/lilo.conf
として、再び、viを起動する。
今回は一番下に
other = /dev/hda1
label = Windows
の2行を追加。また、
78行目に
#   prompt
とかかれた行があるが、この行の行頭の#を消す。
そして、保存、終了。

その設定を反映させるため、以下のコマンドを入力
$ sudo lilo
ここで "Added Windows" と表示されることを確認
※ここで「liloを実行する」ということをしないと、今まで編集した設定は反映されないので注意

問題なかったらコンピュータを再起動。そのためには以下のコマンドを入力
$ sudo shutdown -r now
再起動し「LILO」という表示がでたら Shift キーを押す。
「LILO boot:」 と表示が変わるので、「Windows」と入力し、Enter キーを押す。
(Tab キーを押すと選択肢が表示される)
ここでめでたくWindowsが起動したら、めでたしめでたしである。

・Xserverの設定

次にX Windows Systemのサーバ設定を行う。
具体的にはマウス、キーボード、モニター、ビデオカード、画面の解像度 などを設定する。
まず、XFree86を起動させる。
$ sudo XF86Setup
するとXFree86が起動する。
※まずはマウスの設定を行うが、この設定が終わるまではマウスを 動かさないこと(マウスの設定が終わったら後はマウスで設定して良い)
設定値
マウスプロトコル: PS/2
デバイス : /dev/psaux
キーボードモデル: Japanese 106 key
レイアウト : Japanese
モニター水平周波数:31kHz - 61kHz
垂直周波数:56Hz - 76Hz
カードカードセレクション:ATI Xpert98

▼詳細設定(画面右下のボタンを押すことで設定画面に入れる)
X サーバの選択: XF86_Mach64
モードセレクション解像度:1024x768
色数:16 bit

設定し終わったら「Done」をクリックして実行する。
そうすると、黒い画面でごにょごにょと何か設定される。
ここで、 「press Enter to continue」と出たらEnterを押す。
※もしもここで何度やっても、先ほどのXFree86に戻って 設定しなおさなければならないときは、
「press Enter to continue」となったときに  一度だけ「Ctrl+c」を押して強引に先に進む。

最後に設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行
$ startx
これは一般ユーザー権限で行う。ぼくは一度うっかりrootで上げてしまい、にっちもさっちもいかなくなって、自力ではどうにもならなくなりました。
まともにX Windows Systemが立ち上がったら、ここまでの設定はOKである。

まだ、あと他にもダウンロードすべきパッケージがあるので、 それをダウンロードする作業に移る。

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