Class dc_clock
In: dc_utils/dc_clock.F90

CPU 時間の計測

Monitor of CPU TIME

プログラムの処理に要した CPU 時間を計測して表示します.

Tutorial

Procedures list

DCClockCreate :CLOCK 型変数の初期設定
DCClockStart :計測の開始
DCClockStop :計測の一時停止
DCClockClose :構造型 CLOCK 変数の終了処理
DCClockGet, DCClockEvalSec :CPU 時間 (単位: 秒) の取得
DCClockToChar :CPU 時間を適当に整形して文字型変数に変換
DCClockPutLine :構造型 CLOCK 変数の情報を表示
DCClockResult :CPU 時間に関する総合的な情報を表示
DCClockPredict :プログラムが終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を表示
DCClockSetName :名称の再設定
operator(+) :加算 (dc_clock#CLOCK 型同士)
operator(-) :減算 (dc_clock#CLOCK 型同士)

Usage

始めに, 構造型 CLOCK の変数を定義し, DCClockCreate で初期化します. プログラム中の計測開始地点で DCClockStart を呼び出し, 計測を一時停止する地点で DCClockStop を呼び出します. DCClockResult によって経過時間を表示します. DCClockPredict を使用することでプログラムが終了するまでの残り CPU 時間 の予測値を表示することが可能です.

    program dc_clock_sapmle1
      use dc_clock, only: CLOCK, DCClockCreate, DCClockClose, &
        & DCClockStart, DCClockStop, DCClockResult, DCClockPredict, &
        & operator(+)
      implicit none
      type(CLOCK):: clock1, clock2
      integer:: i, j
      integer, parameter:: loop_num = 8
      real:: a, b

      call DCClockCreate( clk = clock1, & ! (out)
        & name = 'exponential' )          ! (in)
      call DCClockCreate( clk = clock2, & ! (out)
        & name = 'four-operations' )      ! (in)
      a = 2.0
      b = 1.0
      do i = 1, loop_num
        call DCClockStart( clk = clock1 ) ! (inout)
        do j = 1, 1000000
          a = (a**2)**0.3 + 1.0
        enddo
        call DCClockStop( clk = clock1 )  ! (inout)
        call DCClockStart( clk = clock2 ) ! (inout)
        do j = 1, 1000000
          b = b / 3.0 * 2.0 + 1.0 - 1.0e-1
        enddo
        call DCClockStop( clk = clock2 ) ! (inout)
        call DCClockPredict( &
          & clk = clock1 + clock2, &            ! (in)
          & progress = real(i)/real(loop_num) ) ! (in)
      enddo
      call DCClockResult( &
        & clks = (/clock1, clock2/), &  ! (in)
        & total_auto = .true. )         ! (in)
      call DCClockClose( clk = clock1 ) ! (inout)
      call DCClockClose( clk = clock2 ) ! (inout)

      write(*,*) 'a = ', a
      write(*,*) 'b = ', b
    end program dc_clock_sapmle1

Note

CPU 時間はシステム CPU 時間とユーザ CPU 時間とに分けることが できます. dc_clock では CPU 時間の計測に cpu_time サブルーチン (Fortran 95 規格で導入された組込みサブルーチン) を使用しているため, 計測された CPU 時間がシステム CPU 時間なのかユーザ CPU 時間なのか, もしくは両方の合計なのかどうかは処理系の cpu_time に依存しています. (大抵は両方の合計である場合が多いようです).

後方互換

バージョン 20071009 以前に利用可能だった以下の手続きは, 後方互換のため, しばらくは利用可能です.

Methods

Included Modules

dc_types dc_trace dc_date_types mpi dc_message dc_date dc_string dc_error

Public Instance methods

CLOCK
Derived Type :
name :character(STRING)
start_time :real(DP)
: 計測を開始した時間 (計測の一時停止中には負の値が設定される)
elapsed_time :real(DP)
: 経過時間の累計値
start_date :type(DC_DATETIME)
: 計測を開始した日時
initialized = .false. :logical
: CLOCK 構造体の初期化チェック用フラグ

CPU 時刻計測用の構造体です. 初期化には Create を, 終了処理には Close を用います.

詳しい使い方は dc_clock の Usage を参照ください.

Close( clk )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)

CLOCK の終了サブルーチン

CLOCK 型の変数をクローズします.

Alias for DCClockClose0

Create( clk, name )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(out)
name :character(*), intent(in)

CLOCK の初期化用サブルーチン

CLOCK 型の変数を利用する際にはまずこのサブルーチンによって 初期化を行ってください. name には計測内容を与えてください.

Alias for DCClockCreate0

DCClockClose( clk )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)

CLOCK の終了サブルーチン

CLOCK 型の変数をクローズします.

Alias for DCClockClose0

DCClockCreate( clk, name )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(out)
name :character(*), intent(in)

CLOCK の初期化用サブルーチン

CLOCK 型の変数を利用する際にはまずこのサブルーチンによって 初期化を行ってください. name には計測内容を与えてください.

Alias for DCClockCreate0

DCClockEvalSec( clk ) result(result)
Function :
result :real(DP)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, -1.0 が返ります.

Alias for DCClockEvalSecD

DCClockGet( clk, sec, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real(DP), intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. 第二引数 err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockGetD

DCClockGet( clk, sec, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real, intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockGetR

DCClockPredict( clk, progress, [unit], [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
progress :real, intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

プログラムが終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を表示

CLOCK 変数 clkprogress から, プログラムが 終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を以下のように表示します.

    ########## PREDICTION OF CALCULATION ###########
    Start Date             2007-03-08T16:49:25+09:00
    Current Date           2007-03-08T16:49:27+09:00
    Progress     66.67%  [****************         ]
    Remaining CPU TIME      0.100000E+01
    Completion Date        2007-03-08T16:49:28+09:00

第2引数である progress には 0 〜 1 までの値を与えてください. プログラムの開始時を 0, 終了時を 1 とします. (例えば, プログラムが半分進んだ時には 0.5 を与えます).

ここで行う「予測」とは, これまでの経過時間および 終了したプログラムの分量から単純なアルゴリズムで割り出している ものなので, 正確な予測値を返すわけではありません. あくまで目安として利用してください.

引数 unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockPredict0

DCClockPutLine( clk, [unit], [indent], [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
indent :character(*), intent(in), optional
: 表示されるメッセージの字下げ.

Indent of displayed messages.

err :logical, intent(out), optional

構造型 CLOCK 変数の情報を表示

構造型 CLOCK 変数に関する情報を表示します. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockPutLine0

DCClockResult( clks, [unit], [total_auto], [clk_total], [total_name], [err] )
Subroutine :
clks(:) :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
total_auto :logical, intent(in), optional
clk_total :type(CLOCK), intent(in), optional
total_name :character(*), intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間の総計を表示

CPU 時間の総計を表示します. clks へ, CLOCK 変数の配列を 与えてください. プログラムの最後で呼び出されることを 想定しています. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

引数 total_auto に .true. を与えると, clks を全て足し合わせた 合計値を自動的に表示します. 下記の引数 clk_total が与えられている 場合は clk_total が優先されます.

引数 clk_totalCLOCK 変数を与えると, この変数を合計値と して表示します.

引数 total_name に文字型変数を与えると, 総計メッセージの 冒頭にこの文字列を出力します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockResult0

DCClockSetName( clk, name, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
name :character(*), intent(in)
err :logical, intent(out), optional

測定内容の名称を変更する.

CLOCK 変数 clk の計測内容の名称を変更します. この名称は Createname 引数で指定されたものです.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockSetName0

DCClockStart( clk, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の開始

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を開始します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockStart0

DCClockStop( clk, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の一時停止

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を一時停止します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockStop0

DCClockToChar( clk ) result(result)
Function :
result :character(STRING)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間を適当に整形して文字型変数に変換

CPU 時間に関して適当に整形を行い, 文字型変数に変換して返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, 空文字が返ります.

Alias for DCClockToChar0

EvalSec( clk ) result(result)
Function :
result :real(DP)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, -1.0 が返ります.

Alias for DCClockEvalSecD

Get( clk, sec, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real(DP), intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. 第二引数 err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockGetD

Get( clk, sec, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real, intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockGetR

Predict( clk, progress, [unit], [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
progress :real, intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

プログラムが終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を表示

CLOCK 変数 clkprogress から, プログラムが 終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を以下のように表示します.

    ########## PREDICTION OF CALCULATION ###########
    Start Date             2007-03-08T16:49:25+09:00
    Current Date           2007-03-08T16:49:27+09:00
    Progress     66.67%  [****************         ]
    Remaining CPU TIME      0.100000E+01
    Completion Date        2007-03-08T16:49:28+09:00

第2引数である progress には 0 〜 1 までの値を与えてください. プログラムの開始時を 0, 終了時を 1 とします. (例えば, プログラムが半分進んだ時には 0.5 を与えます).

ここで行う「予測」とは, これまでの経過時間および 終了したプログラムの分量から単純なアルゴリズムで割り出している ものなので, 正確な予測値を返すわけではありません. あくまで目安として利用してください.

引数 unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockPredict0

PutLine( clk, [unit], [indent], [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
indent :character(*), intent(in), optional
: 表示されるメッセージの字下げ.

Indent of displayed messages.

err :logical, intent(out), optional

構造型 CLOCK 変数の情報を表示

構造型 CLOCK 変数に関する情報を表示します. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockPutLine0

Result( clks, [unit], [total_auto], [clk_total], [total_name], [err] )
Subroutine :
clks(:) :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
total_auto :logical, intent(in), optional
clk_total :type(CLOCK), intent(in), optional
total_name :character(*), intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間の総計を表示

CPU 時間の総計を表示します. clks へ, CLOCK 変数の配列を 与えてください. プログラムの最後で呼び出されることを 想定しています. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

引数 total_auto に .true. を与えると, clks を全て足し合わせた 合計値を自動的に表示します. 下記の引数 clk_total が与えられている 場合は clk_total が優先されます.

引数 clk_totalCLOCK 変数を与えると, この変数を合計値と して表示します.

引数 total_name に文字型変数を与えると, 総計メッセージの 冒頭にこの文字列を出力します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockResult0

Set_Name( clk, name, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
name :character(*), intent(in)
err :logical, intent(out), optional

測定内容の名称を変更する.

CLOCK 変数 clk の計測内容の名称を変更します. この名称は Createname 引数で指定されたものです.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockSetName0

Start( clk, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の開始

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を開始します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockStart0

Stop( clk, [err] )
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の一時停止

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を一時停止します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

Alias for DCClockStop0

operator(+)( clk1, clk2 ) result(clk_total)
Function :
clk_total :type(CLOCK)
clk1 :type(CLOCK), intent(in)
clk2 :type(CLOCK), intent(in)

CLOCK 変数を足し合わせる

CLOCK 変数 clk1clk2 を足し合わせます. 与えられた 2 つの CLOCK 変数の CPU 時間を合計し, CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は clk1clk2 の名称を ’+’ で組み合わせたものとなります.

Alias for DCClockAdd

operator(-)( clk1, clk2 ) result(clk_total)
Function :
clk_total :type(CLOCK)
clk1 :type(CLOCK), intent(in)
clk2 :type(CLOCK), intent(in)

CLOCK 変数を足し合わせる

CLOCK 変数 clk1 から clk2 を引きます. 1 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間と 2 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間との差を CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は clk1clk2 の名称を ’-’ で組み合わせたものとなります.

Alias for DCClockSubtract

toChar( clk ) result(result)
Function :
result :character(STRING)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間を適当に整形して文字型変数に変換

CPU 時間に関して適当に整形を行い, 文字型変数に変換して返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, 空文字が返ります.

Alias for DCClockToChar0

Private Instance methods

Function :
clk_total :type(CLOCK)
clk1 :type(CLOCK), intent(in)
clk2 :type(CLOCK), intent(in)

CLOCK 変数を足し合わせる

CLOCK 変数 clk1clk2 を足し合わせます. 与えられた 2 つの CLOCK 変数の CPU 時間を合計し, CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は clk1clk2 の名称を ’+’ で組み合わせたものとなります.

[Source]

  function DCClockAdd(clk1, clk2) result(clk_total)
    !
    !=== CLOCK 変数を足し合わせる
    !
    ! CLOCK 変数 <b>clk1</b> と <b>clk2</b> を足し合わせます.
    ! 与えられた 2 つの CLOCK  変数の CPU 時間を合計し,
    ! CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は <b>clk1</b> と <b>clk2</b>
    ! の名称を '+' で組み合わせたものとなります.
    !
    use dc_string, only: CPrintf
    use dc_date, only: operator(+), operator(<)
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk1
    type(CLOCK), intent(in):: clk2
    type(CLOCK):: clk_total
  continue
    if (.not. clk1 % initialized .or. .not. clk2 % initialized) then
      clk_total % initialized = .false.
      return
    end if

    clk_total % name = CPrintf('%c+%c', c1=trim(clk1 % name), c2=trim(clk2 % name))
    clk_total % start_time = - 1.0
    clk_total % initialized = .true.
    clk_total % elapsed_time = 0.0

    if (clk1 % start_date < clk2 % start_date) then
      clk_total % start_date = clk1 % start_date
    else
      clk_total % start_date = clk2 % start_date
    end if

    clk_total % elapsed_time = clk1 % elapsed_time + clk2 % elapsed_time
  end function DCClockAdd
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)

CLOCK の終了サブルーチン

CLOCK 型の変数をクローズします.

[Source]

  subroutine DCClockClose0(clk)
    !
    !=== CLOCK の終了サブルーチン
    !
    ! CLOCK 型の変数をクローズします.
    !
    implicit none
    type(CLOCK), intent(inout):: clk
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockClose'
  continue
    call BeginSub(subname)
    if (clk % initialized) then
      clk % initialized = .false.
      clk % name = ''
    end if
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockClose0
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(out)
name :character(*), intent(in)

CLOCK の初期化用サブルーチン

CLOCK 型の変数を利用する際にはまずこのサブルーチンによって 初期化を行ってください. name には計測内容を与えてください.

[Source]

  subroutine DCClockCreate0(clk, name)
    !
    !=== CLOCK の初期化用サブルーチン
    !
    ! CLOCK 型の変数を利用する際にはまずこのサブルーチンによって
    ! 初期化を行ってください. *name* には計測内容を与えてください.
    !
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_date, only: DCDateTimeCreate
    implicit none
    type(CLOCK), intent(out):: clk
    character(*), intent(in):: name
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockCreate'
  continue
    call BeginSub(subname, 'name=%c', c1=trim(name), version=version)
    if (clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'This argument (type CLOCK) is already initialized.')
      call DbgMessage('already initialized')
      goto 999
    end if
    clk % name = name
    clk % elapsed_time = 0.0
    clk % start_time = - 1.0
    clk % initialized = .true.
    call DCDateTimeCreate(clk % start_date)
    call DbgMessage('normal initialized')
999 continue
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockCreate0
Function :
result :real(DP)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, -1.0 が返ります.

[Source]

  function DCClockEvalSecD(clk) result(result)
    !
    !=== CPU 時間 (単位: 秒) の取得
    !
    ! CPU 時間 (単位: 秒) を返します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate 
    ! による初期化が行われていない場合, -1.0 が返ります.
    !
    use dc_types, only: DP
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    real(DP):: result
    logical:: err
  continue
    call DCClockGetD(clk, result, err)
    if (err) result = -1.0_DP
  end function DCClockEvalSecD
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real(DP), intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. 第二引数 err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockGetD(clk, sec, err) !:doc-priority 60:
    !
    !=== CPU 時間 (単位: 秒) の取得
    !
    ! CPU 時間 (単位: 秒) を *sec* に取得します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます.
    ! 第二引数 *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_types, only: DP
    use dc_string, only: CPrintf
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_date, only: EvalSec
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    real(DP), intent(out):: sec
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockGetD'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Get in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    sec = clk % elapsed_time
    call DbgMessage('name=%c, return sec=<%f>', c1=trim(clk % name), d=(/sec/))
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockGetD
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
sec :real, intent(out)
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間 (単位: 秒) の取得

CPU 時間 (単位: 秒) を sec に取得します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockGetR(clk, sec, err) !:doc-priority 40:
    !
    !=== CPU 時間 (単位: 秒) の取得
    !
    ! CPU 時間 (単位: 秒) を *sec* に取得します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_types, only: DP
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_date, only: EvalSec
    use dc_string, only: CPrintf
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    real, intent(out):: sec
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockGetR'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Get in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    sec = clk % elapsed_time
    call DbgMessage('name=%c, return sec=<%r>', c1=trim(clk % name), r=(/sec/))
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockGetR
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
progress :real, intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

プログラムが終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を表示

CLOCK 変数 clkprogress から, プログラムが 終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を以下のように表示します.

    ########## PREDICTION OF CALCULATION ###########
    Start Date             2007-03-08T16:49:25+09:00
    Current Date           2007-03-08T16:49:27+09:00
    Progress     66.67%  [****************         ]
    Remaining CPU TIME      0.100000E+01
    Completion Date        2007-03-08T16:49:28+09:00

第2引数である progress には 0 〜 1 までの値を与えてください. プログラムの開始時を 0, 終了時を 1 とします. (例えば, プログラムが半分進んだ時には 0.5 を与えます).

ここで行う「予測」とは, これまでの経過時間および 終了したプログラムの分量から単純なアルゴリズムで割り出している ものなので, 正確な予測値を返すわけではありません. あくまで目安として利用してください.

引数 unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockPredict0(clk, progress, unit, err)
    !
    !=== プログラムが終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を表示
    !
    ! CLOCK 変数 *clk* と *progress* から, プログラムが
    ! 終了するまでの予測 CPU 時間, および日時を以下のように表示します.
    !
    !     ########## PREDICTION OF CALCULATION ###########
    !     Start Date             2007-03-08T16:49:25+09:00
    !     Current Date           2007-03-08T16:49:27+09:00
    !     Progress     66.67%  [****************         ]
    !     Remaining CPU TIME      0.100000E+01
    !     Completion Date        2007-03-08T16:49:28+09:00
    !
    ! 第2引数である *progress* には 0 〜 1 までの値を与えてください.
    ! プログラムの開始時を 0, 終了時を 1 とします. (例えば,
    ! プログラムが半分進んだ時には 0.5 を与えます).
    !
    ! ここで行う「予測」とは, これまでの経過時間および
    ! 終了したプログラムの分量から単純なアルゴリズムで割り出している
    ! ものなので, 正確な予測値を返すわけではありません.
    ! あくまで目安として利用してください.
    !
    ! 引数 *unit* には出力先の装置番号を
    ! 与えてください. *unit* を与えない場合, 標準出力へ表示されます.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_types, only: STDOUT, DP
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: toChar, CPrintf, Printf
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    use dc_date_types, only: DC_DIFFTIME, DC_DATETIME
    use dc_date, only: operator(+), DCDateTimeCreate, toChar, EvalSec, DCDiffTimeCreate
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    real, intent(in):: progress
    integer, intent(in), optional:: unit
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat, out_unit
    type(DC_DIFFTIME):: remain_diff
    type(DC_DATETIME):: comp_date, cur_date
    character(7):: prog_percent
    character(25):: prog_bar
    integer:: prog_bar_ptr
    real:: prog_valid
#ifdef LIB_MPI
    logical:: initflag_mpi
    integer:: err_mpi, myrank_mpi
#endif
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockPredict'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Predict in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    if (progress <= 0.0) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Specify 0.0 -- 1.0 value to "progress"')
      return
    elseif (progress > 1.0) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Over 1.0 value to "progress" was modified to 1.0')
      prog_valid = 1.0
    else
      prog_valid = progress
    end if

    if (present(unit)) then
      out_unit = unit
    else
      out_unit = STDOUT
    end if

    call DCDiffTimeCreate( remain_diff, sec = real(nint(EvalSec(clk) / prog_valid * (1.0 - prog_valid)), DP) )
    call DCDateTimeCreate(cur_date)
    comp_date = cur_date + remain_diff
    prog_percent = ''
    prog_percent = adjustr(trim(printf_g5_2(real(prog_valid * 100, DP))) // '%')
    prog_bar = ''
    prog_bar_ptr = int(prog_valid * 25)
    if (prog_bar_ptr > 0) prog_bar(1:prog_bar_ptr) = '*************************'

#ifdef LIB_MPI
    call MPI_Initialized(initflag_mpi, err_mpi)
    if ( initflag_mpi ) then
      call MPI_Comm_Rank(MPI_COMM_WORLD, myrank_mpi, err_mpi)
      if ( myrank_mpi /= 0 ) goto 999
    end if
#endif

    call Printf(out_unit, '')
    call Printf(out_unit, ' ########## PREDICTION OF CALCULATION ###########')
    call Printf(out_unit, ' Start Date             %c', c1=trim(toChar(clk % start_date)))
    call Printf(out_unit, ' Current Date           %c', c1=trim(toChar(cur_date)))
    call Printf(out_unit, ' Progress     %c [%c]', c1=prog_percent, c2=prog_bar)
    call Printf(out_unit, ' Remaining CPU TIME   %c %c', c1=trim(result_value_form(EvalSec(remain_diff))), c2=trim(fit_unit_value(0.0_DP, remain_diff)))
    call Printf(out_unit, ' Completion Date        %c', c1=trim(toChar(comp_date)))

999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockPredict0
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
indent :character(*), intent(in), optional
: 表示されるメッセージの字下げ.

Indent of displayed messages.

err :logical, intent(out), optional

構造型 CLOCK 変数の情報を表示

構造型 CLOCK 変数に関する情報を表示します. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockPutLine0(clk, unit, indent, err)
    !
    !=== 構造型 CLOCK 変数の情報を表示
    !
    ! 構造型 CLOCK 変数に関する情報を表示します. *unit* には出力先の装置番号を
    ! 与えてください. *unit* を与えない場合, 標準出力へ表示されます.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_types, only: STDOUT
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: Printf, toChar, CPrintf
    use dc_date, only: EvalSec, EvalDay, toChar
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    use dc_types, only: DP
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    integer, intent(in), optional:: unit
    character(*), intent(in), optional:: indent
                              ! 表示されるメッセージの字下げ.
                              !
                              ! Indent of displayed messages.
    logical, intent(out), optional:: err
    integer:: out_unit
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat
    integer:: indent_len
    character(STRING):: indent_str
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockPutLine'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before PutLine in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    if (present(unit)) then
      out_unit = unit
    else
      out_unit = STDOUT
    end if
    indent_len = 0
    indent_str = ''
    if (present(indent)) then
      if (len(indent) /= 0) then
        indent_len = len(indent)
        indent_str(1:indent_len) = indent
      end if
    end if
    call Printf(out_unit, indent_str(1:indent_len) // '#<CLOCK:: @name=%c @clocking=%y @elapsed_time=%f sec. %c @start_date=%c>', c1=trim(clk % name), l=(/clk % start_time > 0.0_DP/), d=(/clk % elapsed_time/), c2=trim(fit_unit_value(clk % elapsed_time)), c3=trim(toChar(clk % start_date)))
    call DbgMessage('name=%c, output to device number %d', c1=trim(clk % name), i=(/out_unit/))
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockPutLine0
Subroutine :
clks(:) :type(CLOCK), intent(in)
unit :integer, intent(in), optional
total_auto :logical, intent(in), optional
clk_total :type(CLOCK), intent(in), optional
total_name :character(*), intent(in), optional
err :logical, intent(out), optional

CPU 時間の総計を表示

CPU 時間の総計を表示します. clks へ, CLOCK 変数の配列を 与えてください. プログラムの最後で呼び出されることを 想定しています. unit には出力先の装置番号を 与えてください. unit を与えない場合, 標準出力へ表示されます.

引数 total_auto に .true. を与えると, clks を全て足し合わせた 合計値を自動的に表示します. 下記の引数 clk_total が与えられている 場合は clk_total が優先されます.

引数 clk_totalCLOCK 変数を与えると, この変数を合計値と して表示します.

引数 total_name に文字型変数を与えると, 総計メッセージの 冒頭にこの文字列を出力します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockResult0(clks, unit, total_auto, clk_total, total_name, err)
    !
    !=== CPU 時間の総計を表示
    !
    ! CPU 時間の総計を表示します. *clks* へ, CLOCK 変数の配列を
    ! 与えてください. プログラムの最後で呼び出されることを
    ! 想定しています. *unit* には出力先の装置番号を
    ! 与えてください. *unit* を与えない場合, 標準出力へ表示されます.
    !
    ! 引数 *total_auto* に .true. を与えると, *clks* を全て足し合わせた
    ! 合計値を自動的に表示します. 下記の引数 *clk_total* が与えられている
    ! 場合は *clk_total* が優先されます.
    !
    ! 引数 *clk_total* に CLOCK 変数を与えると, この変数を合計値と
    ! して表示します.
    !
    ! 引数 *total_name* に文字型変数を与えると, 総計メッセージの
    ! 冒頭にこの文字列を出力します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_types, only: STDOUT, STRING, DP
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: Printf, toChar, CPrintf
    use dc_date, only: EvalSec
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clks(:)
    integer, intent(in), optional:: unit
    logical, intent(in), optional:: total_auto
    type(CLOCK), intent(in), optional:: clk_total
    logical, intent(out), optional:: err
    character(*), intent(in), optional:: total_name
    integer:: out_unit, i, clks_size, ra
    character(20):: clk_name
    character(STRING):: cause_c
    character(STRING):: total_name_work
    type(CLOCK):: clk_auto_total
    logical:: total_print_complete
    real(DP):: elapsed_time_val_cor
    integer:: stat
    character(*), parameter:: total_time_mes = '       TOTAL TIME = '
#ifdef LIB_MPI
    logical:: initflag_mpi
    integer:: err_mpi
#endif
    integer:: myrank_mpi, nprocs_mpi
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockResult'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    clks_size = size(clks)
    do i = 1, clks_size
      if (.not. clks(i) % initialized) then
        call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Result in dc_clock.')
        call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
        stat = DC_ENOTINIT
        goto 999
      end if
    end do
    if (present(unit)) then
      out_unit = unit
    else
      out_unit = STDOUT
    end if
    if (present(total_name)) then
      total_name_work = ' (' // trim(total_name) // ')'
    else
      total_name_work = ''
    end if

    myrank_mpi = -1
    nprocs_mpi = 1
#ifdef LIB_MPI
    call MPI_Initialized(initflag_mpi, err_mpi)
    if ( initflag_mpi ) then
      call MPI_Comm_Rank(MPI_COMM_WORLD, myrank_mpi, err_mpi)
      call MPI_Comm_Size(MPI_COMM_WORLD, nprocs_mpi, err_mpi)
    end if
#endif

    do ra = 0, nprocs_mpi - 1

#ifdef LIB_MPI
      if ( initflag_mpi ) call MPI_Barrier(MPI_COMM_WORLD, err_mpi)
      if ( myrank_mpi > -1 .and. ra /= myrank_mpi ) cycle
#endif

      call Printf(out_unit, '')

      if ( myrank_mpi < 0 ) then
        call Printf(out_unit, ' ############## CPU TIME SUMMARY%c################', c1=trim(total_name_work) // ' ')
      else
        call Printf(out_unit, ' ####### CPU TIME SUMMARY%c#### [rank=%06d] ####', c1=trim(total_name_work) // ' ', i = (/myrank_mpi/) )
      end if
      do i = 1, clks_size
        clk_name = clks(i) % name
        elapsed_time_val_cor = clks(i) % elapsed_time
        if (elapsed_time_val_cor < 0.0_DP) elapsed_time_val_cor = 0.0_DP
        call Printf(out_unit, ' %c%c  %c', c1=clk_name, c2=trim(result_value_form(elapsed_time_val_cor)), c3=trim(fit_unit_value(clks(i) % elapsed_time)))
      end do
      total_print_complete = .false.
      if (present(clk_total)) then
        if (clk_total % initialized) then
          call Printf(out_unit, ' ------------------------------------------------')
          elapsed_time_val_cor = clk_total % elapsed_time
          if (elapsed_time_val_cor < 0.0_DP) elapsed_time_val_cor = 0.0_DP
          call Printf(out_unit, ' %c%c  %c', c1=total_time_mes, c2=trim(result_value_form(elapsed_time_val_cor)), c3=trim(fit_unit_value(clk_total % elapsed_time)))
          total_print_complete = .true.
        end if
      end if

      if (present(total_auto) .and. .not. total_print_complete) then
        if (total_auto) then
          clk_auto_total = clks(1)
          if (clks_size > 1) then
            do i = 2, clks_size
              clk_auto_total = clk_auto_total + clks(i)
            end do
          end if
          call Printf(out_unit, ' ------------------------------------------------')
          elapsed_time_val_cor = clk_auto_total % elapsed_time
          if (elapsed_time_val_cor < 0.0_DP) elapsed_time_val_cor = 0.0_DP
          call Printf(out_unit, ' %c%c  %c', c1=total_time_mes, c2=trim(result_value_form(elapsed_time_val_cor)), c3=trim(fit_unit_value(clk_auto_total % elapsed_time)))
        end if
      end if

      call DbgMessage('total results, output to device number %d', i=(/out_unit/))

    end do

999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockResult0
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
name :character(*), intent(in)
err :logical, intent(out), optional

測定内容の名称を変更する.

CLOCK 変数 clk の計測内容の名称を変更します. この名称は Createname 引数で指定されたものです.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockSetName0(clk, name, err)
    !
    !=== 測定内容の名称を変更する.
    !
    ! CLOCK 変数 *clk* の計測内容の名称を変更します.
    ! この名称は Create の *name* 引数で指定されたものです.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: toChar, CPrintf
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    implicit none
    type(CLOCK), intent(inout):: clk
    character(*), intent(in):: name
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockSetName'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Set_Name in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    clk % name = name
    call DbgMessage('set new name "%c"', c1=trim(clk % name))
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockSetName0
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の開始

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を開始します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockStart0(clk, err)
    !
    !=== 計測の開始
    !
    ! このサブルーチンを呼んだ時点で計測を開始します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: toChar
    use dc_types, only: DP
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    use dc_date, only: EvalSec
    implicit none
    type(CLOCK), intent(inout):: clk
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    integer:: stat
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockStart'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Start in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    end if
    call cpu_time(clk % start_time) ! (out)
    call DbgMessage('name=%c, cpu_time=%f', c1=trim(clk % name), d=(/clk % start_time/) )
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockStart0
Subroutine :
clk :type(CLOCK), intent(inout)
err :logical, intent(out), optional

計測の一時停止

このサブルーチンを呼んだ時点で計測を一時停止します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, エラーを発生させます. err を与える場合には err に .true. が返り, プログラムは続行されます.

[Source]

  subroutine DCClockStop0(clk, err)
    !
    !=== 計測の一時停止
    !
    ! このサブルーチンを呼んだ時点で計測を一時停止します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合,
    ! エラーを発生させます. *err* を与える場合には *err* に .true. が返り,
    ! プログラムは続行されます.
    !
    use dc_message, only: MessageNotify
    use dc_string, only: toChar
    use dc_error, only: StoreError, DC_ENOTINIT, DC_NOERR
    use dc_date, only: EvalSec, operator(+), operator(-)
    use dc_date_types, only: DC_DIFFTIME
    use dc_types, only: DP
    implicit none
    type(CLOCK), intent(inout):: clk
    logical, intent(out), optional:: err
    character(STRING):: cause_c
    real:: stop_time
    integer:: stat
    character(*), parameter:: subname = 'DCClockStop'
  continue
    call BeginSub(subname)
    stat = DC_NOERR
    cause_c = 'CLOCK'
    if (.not. clk % initialized) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Create before Stop in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not initialized.')
      stat = DC_ENOTINIT
      goto 999
    elseif (clk % start_time < 0.0_DP) then
      call MessageNotify('W', subname, 'Call Start before Stop in dc_clock.')
      call DbgMessage('Ignored because input argument was not started.')
      goto 999
    end if
    call cpu_time(stop_time)
    clk % elapsed_time = clk % elapsed_time + stop_time - clk % start_time
    clk % start_time = - 1.0
    call DbgMessage('name=%c, cpu_time=%r, elapsed_time=%f', c1=trim(clk % name), r=(/stop_time/), d=(/clk % elapsed_time/))
999 continue
    call StoreError(stat, subname, err, cause_c)
    call EndSub(subname)
  end subroutine DCClockStop0
Function :
clk_total :type(CLOCK)
clk1 :type(CLOCK), intent(in)
clk2 :type(CLOCK), intent(in)

CLOCK 変数を足し合わせる

CLOCK 変数 clk1 から clk2 を引きます. 1 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間と 2 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間との差を CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は clk1clk2 の名称を ’-’ で組み合わせたものとなります.

[Source]

  function DCClockSubtract(clk1, clk2) result(clk_total)
    !
    !=== CLOCK 変数を足し合わせる
    !
    ! CLOCK 変数 <b>clk1</b> から <b>clk2</b> を引きます. 
    ! 1 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間と
    ! 2 つ目の CLOCK 変数の CPU 時間との差を
    ! CLOCK 変数として返します. 計測内容の名称は <b>clk1</b> と <b>clk2</b>
    ! の名称を '-' で組み合わせたものとなります.
    !
    use dc_string, only: CPrintf
    use dc_date, only: operator(-), operator(<)
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk1
    type(CLOCK), intent(in):: clk2
    type(CLOCK):: clk_total
  continue
    if (.not. clk1 % initialized .or. .not. clk2 % initialized) then
      clk_total % initialized = .false.
      return
    end if

    clk_total % name = CPrintf('%c-%c', c1=trim(clk1 % name), c2=trim(clk2 % name))
    clk_total % start_time = - 1.0
    clk_total % initialized = .true.
    clk_total % elapsed_time = 0.0

    if (clk1 % start_date < clk2 % start_date) then
      clk_total % start_date = clk1 % start_date
    else
      clk_total % start_date = clk2 % start_date
    end if

    clk_total % elapsed_time = clk1 % elapsed_time - clk2 % elapsed_time
  end function DCClockSubtract
Function :
result :character(STRING)
clk :type(CLOCK), intent(in)

CPU 時間を適当に整形して文字型変数に変換

CPU 時間に関して適当に整形を行い, 文字型変数に変換して返します.

第一引数 clk に対して DCClockCreate による初期化が行われていない場合, 空文字が返ります.

[Source]

  function DCClockToChar0(clk) result(result)
    !
    !=== CPU 時間を適当に整形して文字型変数に変換
    !
    ! CPU 時間に関して適当に整形を行い, 文字型変数に変換して返します.
    !
    ! 第一引数 *clk* に対して DCClockCreate
    ! による初期化が行われていない場合, 空文字が返ります.
    !
    use dc_string, only: CPrintf
    use dc_date, only: EvalSec
    implicit none
    type(CLOCK), intent(in):: clk
    character(STRING):: result
    character(20):: clk_name
  continue
    clk_name = clk % name
    if (clk % initialized) then
      result = CPrintf(' %c%c  %c', c1 = clk_name, c2=trim(result_value_form(clk % elapsed_time)), c3=trim(fit_unit_value(clk % elapsed_time)))
    else
      result = ''
    end if
  end function DCClockToChar0
Function :
result :character(TOKEN)
sec :real(DP), intent(in)
diff :type(DC_DIFFTIME), intent(in), optional

引数 sec に与えられた数値を秒と扱い, 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.

    (23.18 days)

単位は days, hrs., minutes から適当に 選ばれます. (値が 1 以上の値となるように選ばれます). 1 分以内の場合は空文字を返します.

[Source]

  function fit_unit_value(sec, diff) result(result)
    !
    ! 引数 sec に与えられた数値を秒と扱い, 
    ! 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.
    !
    !     (23.18 days)
    !
    ! 単位は days, hrs., minutes から適当に
    ! 選ばれます. (値が 1 以上の値となるように選ばれます).
    ! 1 分以内の場合は空文字を返します.
    !
    use dc_types, only: DP, TOKEN
    use dc_date_types, only: DC_DIFFTIME
    use dc_date, only: DCDiffTimeCreate, EvalDay, EvalHour, EvalMin, EvalSec
    use dc_types, only: DP
    implicit none
    character(TOKEN):: result
    real(DP), intent(in):: sec
    type(DC_DIFFTIME), intent(in), optional:: diff
    type(DC_DIFFTIME):: diffw
    character(TOKEN):: unit
    real(DP):: value
    character(TOKEN):: cval
  continue
    if ( present(diff) ) then
      diffw = diff
    else
      call DCDiffTimeCreate( diffw, sec = sec )
    end if
    if (EvalDay(diffw) > 1.0_DP) then
      unit = ' days'
      value = EvalDay(diffw)
    elseif (EvalHour(diffw) > 1.0_DP) then
      unit = ' hrs.'
      value = EvalHour(diffw)
    elseif (EvalMin(diffw) > 1.0_DP) then
      unit = ' minutes'
      value = EvalMin(diffw)
    else
      result = ''
      return
    end if
    cval = printf_g5_2(value)
    result = '(' // trim(adjustl(cval)) // trim(unit) // ')'
  end function fit_unit_value
Function :
result :character(TOKEN)
value :real(DP), intent(in)

引数 value に与えられた数値データを 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.

    23.18
     0.23

[Source]

  function printf_g5_2(value) result(result)
    !
    ! 引数 value に与えられた数値データを
    ! 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.
    !
    !     23.18
    !      0.23
    !
    use dc_types, only: DP, TOKEN, STRING
    use dc_string, only: CPrintf
    implicit none
    character(TOKEN):: result
    real(DP), intent(in):: value
    character(TOKEN):: int_part, dem_part
    integer:: dem_int
  continue
    write(int_part, "(i20)") int(value)
    dem_int = nint((value - int(value)) * 100)
    if (dem_int < 0) dem_int = - dem_int
    if (dem_int == 100) then
      dem_int = 0
      write(int_part, "(i20)") int(value) + 1
    end if
    dem_part = CPrintf('%02d', i=(/dem_int/))
    result = trim(adjustl(int_part)) // '.' // trim(dem_part)
  end function printf_g5_2
Function :
result :character(TOKEN)
value :real(DP), intent(in)

引数 value として与えられた倍精度実数型のデータを, 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.

    0.183400E+02

[Source]

  function result_value_form(value) result(result)
    !
    ! 引数 value として与えられた倍精度実数型のデータを,
    ! 以下のフォーマットに整形して文字型として返します.
    !
    !     0.183400E+02
    !
    use dc_types, only: DP, TOKEN
    implicit none
    character(TOKEN):: result
    real(DP), intent(in):: value
  continue
    write(result, "(e15.6)") value
  end function result_value_form
version
Constant :
version = ’$Name: gtool5-20101228-1 $’ // ’$Id: dc_clock.F90,v 1.1 2009-03-20 09:09:53 morikawa Exp $’ :character(*), parameter