gt4f90ioリファレンス

名前一覧

2004/12/24 森川靖大


構造型のリスト

ライブラリのユーザが目にする可能性のある構造型は以下のとおりです。

パッケージ 型名 内容
gt4_history GT_HISTORY gtool4 netCDF形式のデータを入出力するための変数
GT_HISTORY_AXIS gtool4 netCDF形式のデータの軸情報を格納するための変数
GT_HISTORY_VARINFO gtool4 netCDF形式のデータの変数情報を格納するための変数
GT_HISTORY_ATTR gtool4 netCDF形式のデータの変数の属性情報を格納するための変数
gtdata GT_VARIABLE 変数 (ユーザ向けのインターフェイス、現状では AN_VARIABLE しか包含していないが、拡張される予定)
an AN_VARIABLE netCDF 変数
gr GR_VARIABLE GrADS 格子点形式の変数 (サポート予定)
dc-isovst STRING_LIST 可変長の文字列の可変長のリスト (廃止予定なので利用しないことを推奨します)
VSTRING 可変長の文字列 (廃止予定なので利用しないことを推奨します)

手続名のリスト

データ関係

次表の手続は第1引数が主な操作対象になるようなスタイルで設計されています。 第一引数から gtool4 の手続であることがわかるので、名前にわざわざ GT とはつけていません。

手続名 機能
Add_Dim 変数に次元を追加
Attr_Next 変数属性の列挙
Attr_Rewind 変数属性列挙の初期化
logical function Attr_True 変数属性を論理型として読み取り
Clear 初期化
Close Open したものの終了処理
Copy_Attr 属性のコピー
Create 変数の作成
Del_Attr 変数属性の削除
Del_Dim 変数から次元を隠蔽
integer function Dimname_To_Dimord 次元相対名から次元順序番号の問い合わせ
Get, Get_Line ファイル入力
Get_Attr 変数属性の読み取り
Get_Slice 変数入出力範囲限定情報を問い合わせ
Inquire 変数または属性に関する問い合わせ
Limit 入出力範囲を拘束
Open 初期化、Close をしなければならない
Put_Attr 変数属性の書き出し
Put, Put_Line ファイル出力
Slice 入出力範囲を限定
Slice_Next 入出力範囲を移動

文字列操作 (dc_string モジュール)

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
StoI INTEGER 文字型を整数型に変換
StoD DOUBLE PRECISION 文字型を倍精度実数型に変換
Get_Array   文字型を整数型配列、単精度実数型配列、倍精度実数型配列に変換
Stor_to_Logical LOGICAL 文字型を論理型に変換
toChar CHARACTER(TOKEN)
CHARACTER(STRING)
数値型を文字型に変換
JoinChar CHARACTER(STRING) 文字型配列の連結
Index_Ofs INTEGER オフセットした文字列の重複探査 (Index 関数の拡張版)
Replace CHARACTER(STRING) 文字列置換
toUpper   文字列を大文字へ変換 (サブルーチン)
UChar CHARACTER(STRING) 文字列を大文字へ変換 (関数)
toLower   文字列を小文字へ変換 (サブルーチン)
LChar CHARACTER(STRING) 文字列を小文字へ変換 (関数)
StriEq LOGICAL 文字列の比較 (大文字小文字を無視)
StrHead LOGICAL 文字列の比較 (先頭部分のみの比較)
CPrintf CHARACTER(STRING) データを整形して文字列として返す
Printf   データを整形して出力

変数 URL の文字解析 (dc_url モジュール)

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
UrlSplit   変数 URLを分解しファイル名、 変数名、属性名または入出力範囲指定を取り出す
UrlMerge CHARACTER(STRING) UrlSplit の逆操作
UrlResolve CHARACTER(STRING) 変数 URL の補完
Url_Chop_iorange   変数 URL から iorange を除去
UrlOnTheSameFile LOGICAL 変数 URL が同じファイルを指すかどうか判定

パラメタ名 代入されている文字列 解説 (詳細はgtool変数名を参照)
GT_ATMARK @ ファイル名と変数名の区切りに用いられます。
GT_QUESTION ? ファイル名と変数名の区切りに用いられます。
GT_COLON : 変数の属性を示す時に用いられます。
GT_COMMA , 入出力範囲の限定に用いられます。
GT_EQUAL = 入出力範囲の限定に用いられます。
GT_CIRCUMFLEX ^ 座標の位置を値ではなく、格子点番号で指定する時に用いられます。
GT_PLUS + 属性の行頭にこの文字がつく場合、大域属性を示します。

日付・時刻文字列の操作 (dc_date モジュール)

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
Eval   日付成分の評価

メッセージ・警告・エラーの出力 (dc_message モジュール)

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
MessageNotify   メッセージ・警告・エラーの出力

デバッグ時の追跡 (dc_trace モジュール)

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
SetDebug   デバッグモードをオンにする
BeginSub   副プログラム開始のメッセージ出力
EndSub   副プログラム終了のメッセージ出力
DbgMessage   デバッグ用メッセージ出力
DataDump   多次元データ出力
Debug LOGICAL デバックモードかどうかの診断
SubLevel INTEGER 副プログラムの階層レベルの取得
Dbg_Scratch   デバッグメッセージの抹消

その他

手続名 関数結果の型
(空欄はサブルーチン)
機能
GTVarDel   ファイルの中の変数の削除
GTVarSearch   ファイルの中の変数名の列挙
GTVarSync   ファイル入出力の同期