Live USB/DVD イメージファイル (2017 年 3 月)
2017 年 3 月のデータ解析・数値計算実習@北大のために用意した DVD/USBメモリ用の Live イメージファイルおよび 仮想アプライアンスファイル(OVA)を公開しています。
Eratta
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ISO イメージファイル
- 2017/03/08 版, ISO イメージ:
-
- <URL:live-image-amd64.hybrid.iso>
- md5sum: 55fac52ab7f4aec3890b9e195a0e7785
zsync(バイナリの差分転送)用のファイルも用意してあります: <URL:live-image-amd64.hybrid.iso.zsync> zsync を用いてISOファイルをダウンロードする際には 以下のコマンドを入力して下さい。
% zsync http://www.gfd-dennou.org/arch/cc-env/live-usb-dvd/2017-03-workshop/live-image-amd64.hybrid.iso.zsync
Live イメージの起動方法
- UEFI Secure Boot には対応しておりません. UEFI のメニューより boot デバイスを選択する,などして起動して下さい.
- Mac OS X の場合には「Option」キーを押しながら電源を入れると、
ブートデバイスの選択画面が出ます。
ここで USB メモリを選択すると起動できることが多いです。
- ライセンスの都合上 Macbook 向けの無線ネットワーク機器のファームウェアを Live イメージに同梱できませんでした. 起動後に有線ネットワークに接続する等してのネットワーク環境を確保した上で、apt-get 等を用いてfirmware-b43-installerをインストールして下さい.
仮想アプライアンスファイル: OVA
VirtualBox や VMWare Player 等で利用可能な OVA ファイルです。 仮想環境に対して、 上記 Live イメージの「Install」メニューを用いてインストールした後に 多少調整を行なっています。
- 2017/03/08 版,OVAファイル:
-
- <URL:Dennou-live.ova>
- md5sum: 0087a6be054891eda8a43261ace10d77
OVA ファイルの読み込み
以下、VirtualBox での作業です。
- 「ファイル」メニューより 「仮想アプライアンスのインポート」を選択します。
- 「インポートしたいアプライアンス」から、ダウンロードした DennouLive.ova を選択して下さい。
- 機器構成の画面が出ますので、忘れずに「すべてのネットワークカードのMACアドレスの初期化」をチェックして下さい。
以上で、OVA ファイルのインポートは終わりです。仮想環境が VirtualBox に表われているでしょう。
以下、仮想環境に関するアドバイスです。
- システム
- メモリは 1024MB を割り当てています。適宜調整して下さい。
- 「アクセラレーション」⇒「準仮想化」は「デフォルト」になっています。 環境によっては KVM や Hyper-V の方が高速に動作するでしょう。
- ストレージ
- 配布サイズを縮小するために「可変サイズのストレージ: 10GB」にしてあります。
- ディスクサイズの変更に対応するために、単一パーティションに全てのシステムをインストールしています。必要に応じてストレージサイズを変更して下さい。
- I/O のパフォーマンスを向上させるには「固定サイズのストレージ」へ変換するのが良いでしょう。
- また「Host の I/O キャッシュを使う」などをチェックすると性能が向上する場合があります。
ログイン情報
ユーザ名 : user パスワード : live
となっています。root のパスワードは適宜更新して下さい.
OVA イメージで仮想アプライアンスを導入した際には、 別途コマンドライン上でユーザを追加して利用するのが良いでしょう。
root でのログインは無効になっています。 root 権限が必要な場合には sudo を使って下さい。
その他、変更点など
- デスクトップ環境として XFce4 を用いています。
- 日本語入力(uim-mozc) の起動は「Super+Space」もしくは「半角/全角」に割り当てています
Live DVD/USB 作成手順メモ
DVD
- 適当な書き込みツールで live-image-amd64.hybrid.iso を DVD に書き込む.
USB メモリ
- 書き込み先の USB メモリーが /dev/sdb として認識されているとする.
- パーティションは作成しないでください / パーティションを指定しないでください.
- ライブイメージにパーティションが含まれています.
1. イメージのコピー
# dd if=live-image-amd64.hybrid.iso of=/dev/sdb bs=4096
2. USBメモリーの未使用領域(書き込んだイメージより後ろの方)に新パーティションを作成
例えば parted を使ってパーティションを作る場合.
# parted /dev/sdb (parted) print free ... (parted) mkpart primary ext4 <START> <END>
<START> と <END> には print free の結果を見て, 書き込んだイメージの後ろの領域を指定する適当な数字を使うこと.場合によって, 「パフォーマンスが最適でない」などのメッセージが出るが, 拘らなければ無視しても良い.
(parted ) quit
例えば gparted を使ってパーティションを作る場合.
# gparted /dev/sdb
- パーティションの作成の際の設定
- 種類:基本パーティション, ファイルシステム:未フォーマット, それ以外の項目はデフォルトのままにした
- なお, ここでファイルシステムの項目を ext4 に指定した場合に, エラーが発生する. そのため, ここではファイルシステムの項目未フォーマットととし, ファイルシステムの作成は mkfs.ext4 を用いて行った(次の作業を参照)
3. 新パーティションに ext4 file system を作成して, persistence というラベルを付ける.
# mkfs.ext4 -L persistence /dev/sdb2 (新しく作ったのが 2 の場合)
4. 作成したパーティションをマウントし,
/ union
と書かれた "persistence.conf" というファイルを作成する. 例えば
# mount -t ext4 /dev/sdb2 /media # echo "/ union" > /media/persistence.conf # umount /media
とする.
参考文献
- 'Debian-Live Manual(unstable)'
- ただし,上記 URL は最新開発版のマニュアルへのリンクであり,今後は内容が変わる可能性があることに注意して下さい。