マーカー列を描くポリマーカープリミティブには, 次の3つの属性があります.
まず最初のフレームですが, 第3.1節で見たように, 単に sgpmv ルーチンを呼ぶと初期値である・のマーカー列が描かれます. 28行め
の sgspmt ルーチンでマーカータイプを2から7まで変えると, +,
*, 。 と順に異なるマーカー列が上から下へと描かれていきます.
巻末付録のフォントテーブルにあるマーク・記号・文字などには, それぞれ
DCL文字番号が与えられていますが, ここでは sgspmt で与えるDCL文字
番号に対応するマーカー列が描かれているのです. たとえばitype=152
のとき, α のマーカー列を描きます.
次のフレームではマーカーの大きさを変えています. 初期値はV-座標系におけ
る単位で 0.01 です. 2番めからは, sgspms ルーチンで大きさを
0.005, 0.01, 0.015, …,
0.03 と変えた結果です. 塗りつぶしたような
マーカーもどんどん大きくしていくと, いくつかの線分で構成されていること
が見えてきます. このような時には, sgspmi ルーチンで描くマーカー
のラインインデクスを大きくしておくと, 線が太くなって塗りつぶした雰囲気
が出てきます.
# kihon3.rb
require "narray"
require "numru/dcl"
include NumRu
include Math
nmax = 40
imax = 7
dt = 4.0*PI/nmax
x = NArray.sfloat(nmax+1)
y = NArray.sfloat(nmax+1, imax)
#-- data ----
x = x.indgen * 1.0/nmax
for n in 0..nmax
for i in 0..imax-1
y[n,i] = 0.2*sin(n*dt) + 0.8 - 0.1*i
end
end
#-- graph ----
iws = (ARGV[0] || (puts ' WORKSTATION ID (I) ? ;'; DCL::sgpwsn; gets)).to_i
DCL::sgopn iws
#-- marker type : frame 1 --
DCL::sgfrm
DCL::slpvpr(1)
DCL::sgpmv(x, y[true,0])
for i in 1..imax-1
itype = i + 1
DCL::sgspmt(itype)
DCL::sgpmv(x, y[true,i])
end
#-- marker size : frame 2 --
DCL::sgfrm
DCL::slpvpr(1)
DCL::sgspmt(10)
DCL::sgpmv(x, y[true,0])
for i in 1..imax-1
rsize = 0.005*i
DCL::sgspms(rsize)
DCL::sgpmv(x, y[true,i])
end
DCL::sgcls