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[dennou-ruby:002242] Re: Ruby/GSL 1.6.3 preview
- To: dennou-ruby@xxxxxxxxxxx
- Subject: [dennou-ruby:002242] Re: Ruby/GSL 1.6.3 preview
- From: Yoshiki Tsunesada <y.tsunesada@xxxxxxxxx>
- Date: Thu, 28 Apr 2005 18:54:17 +0900
- Organization: National Astronomical Observatory of Japan
常定@天文台です。 コメントありがとうございます。
> 特別なオプションなしにコンパイルできることと,GSL::Matrix.to_nm
> が使えることを確認しました.
よかったです。
# 前は narray.h を探すパスを手で指定する必要があった
# のですが、今回から自分で探しに行ってくれるようになりました。
> ドキュメントに NArray が使えるメソッド一覧があると良いのではない
> かと思いました.
同意。用意します。(実は数にすれば結構ある)
> 今回初めてGSL::Vector#graph を使ってみました.ちょっと見たいとき
> に便利ですね.
ほんとにちょこっとだけのときには重宝します。GSL::graph() を
使えばグラフの重ね書きも簡単です。require gsl, include GSL
しておいて
irb(main):002:0> x = Vector.linspace(0, 10, 100)
irb(main):003:0> s = Sf::sin(x)
irb(main):004:0> c = Sf::cos(x)
irb(main):005:0> GSL::graph(x, c, s)
上の x が NArray なら s, c も NArray になり、同じように
graph() に食わせることができます。
> ところで GSL::Matrix には graph メソッドがないようですが,
> そもそも GNU graph は,色塗りや等高線などの2次元表示できるものな
> のでしょうか.(GNU plotutils には馴染みがないです.そもそも
> gnuplot とは全く独立なものなのでしょうか)
gnuplot とは独立です(gnuplot は GNUソフトウェアではない)。
# 実は Vector#plot というメソッドもあるのですが、
# 貧弱なので黙ってます。
GSLのマニュアル(ps版)などではgraphがいくつか使われています
ので、Ruby/GSLでもGNUでいくことにしました。graphコマンドは、
GNU plotutils (ライブラリ)をコンパイルしたときに作られる、
libplot.a の一種のサンプルプログラムのようなものです。
Ruby/GSLは、libplot.aを直接使うのではなく、popen して
graphコマンドにデータを流し込んでいるだけです。graphでは、
等高線表示などはできません。libplot.a をじかにいじれば
できるのかも知れませんが、マニュアルを眺めていると、苦労して
これを使うことのご利益はあまりないように思われます。
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常定 芳基 Yoshiki TSUNESADA
国立天文台 重力波プロジェクト室
181-8588 東京都三鷹市大沢2−21−1
TEL: 0422-34-3625