[dennou-ruby:001682] gphys-0.2.3 released

[Takeshi Horinouchi <horinout@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>]

堀之内です。

累積的な変更をまとめて gphys-0.2.3 をリリースしました。
http://ruby.gfd-dennou.org/index-j.htm からどうぞ。

機能強化のうちメジャーなものは下記：

 * FFTW3 のサポート （なくても大丈夫 -- これまでどおり NArray 付
   属の FFTW2 を使います。ただし、FFTW3があれば全次元のうち所望
   のものだけFFTできますが、FFTW2だと全次元いっぺんの場合しか
   サポートされてません。3次元なら3重FFT。ちなみに、FFTW2にして
   も、NArrayインストール時に入ってないと使えません）。
   FFTW3ラッパーも http://ruby.gfd-dennou.org/index-j.htm から、
   取っていって下さい。
 * 新メソッド NetCDF_IO::each_along_dims_write。いっぺんにメモリー
   に読み込むには大きすぎるデータに対し、指定した次元に沿って演
   算を分割し、結果をファイルに書き貯めていくことで破綻を回避す
   ることを支援します。
 * 座標値でサブセットを切り出す GPhys のメソッド cut において、
   複数の座標値を配列で指定できるようになりました。ちなみに、
   補間はせず、一番近いグリッドからとります。

それ以外に細々とした機能強化とデバグが幾つかあります。バグ出し等
西澤君がかなり貢献してくれました。