[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[dennou-ruby:000262] Re: goudou taikai yokou
ごとけんです
書き忘れましたが、いま送信しようとしてるのはこんな感じです。
# たいしたことじゃないですけど、高橋さんの所属略称は長すぎる
# ような気がちょっとします。「富士通FIP」でいいんでは??
______________________________________________________________________
●
[contri_o]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
予稿集原稿登録項目をご確認ください。
予稿集原稿登録1
┌───────┬────────────────────────┬─┐
│ タイトル │RubyによるDCL拡張 │ │
│ (日本語) │ │ │
├───────┼────────────────────────┼─┤
│ タイトル │DCL extension for Ruby: toward data │ │
│ (英語) │objectization and efficient analysis │ │
├───────┼────────────────────────┼─┤
│希望セッション│Ae │ │
│ 記号 │ │ │
├───────┼────────────────────────┼─┤
│ 公開可能 │http://www.notwork.org/earth2000/ │ │
│ 連絡先 │ │ │
│ URL │ │ │
├───────┼────────────────────────┼─┤
│ 公開可能 │gotoken@xxxxxx │ │
│ 連絡先 │ │ │
│メールアドレス│ │ │
├───────┼────────────────────────┴─┤
│ 著者の │003382 北大院・理・数 後藤 謙太郎 │
│ 個人ID番号 │000938 北大院・地球環境 塩谷 雅人 │
│ │001963 北大・地球環境 沼口 敦 │
│ │003388 京大・超高層 堀之内 武 │
│ │003399 富士通エフ・アイ・ピー株式会社 高橋 千賀子│
│ │000006 北大・理・地球惑星 林 祥介 │
├───────┼────────────────────────┬─┤
│ 発表者の │003382 北大院・理・数 後藤 謙太郎 │ │
│ 個人ID番号 │ │ │
└───────┴────────────────────────┴─┘
[予稿集原稿登録1へ]
予稿集原稿登録2
┌────────┬──────────────────┐
│ 発表形態 │ポスター │
├────────┼──────────────────┤
│ 発表言語区別 │日本語 │
├────────┼──────────────────┤
│ 発表言語 │ │
│ その他 │ │
├────────┼──────────────────┤
│ ショート │RubyによるDCL拡張 │
│ タイトル │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ ショート │DCL extension for Ruby: toward data │
│ タイトル │objectization and efficient analysis│
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │DCL │
│ 1 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │Ruby │
│ 2 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │NetCDF │
│ 3 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │オブジェクト指向データ処理 │
│ 4 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │Ruby拡張ライブラリ │
│ 5 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │数値計算 │
│ 6 │ │
│ (日本語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │DCL │
│ 1 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │Ruby │
│ 2 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │NetCDF │
│ 3 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │Object-Oriented data processing │
│ 4 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │extention library │
│ 5 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ キーワード │numerical analysis │
│ 6 │ │
│ (英語) │ │
└────────┴──────────────────┘
[予稿集原稿登録2へ]
予稿集原稿登録3
┌────────┬──────────────────┐
│ 学情提出用 │RubyのためのDCL拡張を試みた.これは │
│ 予稿集原稿要旨 │IDLのような多機能性と対話性を提供す │
│ (日本語) │るもので,なおかつ,NetCDFのようなデ│
│ │ータフォーマットを直接扱えるなど,拡│
│ │張も容易である.結果として,柔軟かつ│
│ │素早くデータ解析を行う開発環境が得ら│
│ │れる. │
├────────┼──────────────────┤
│ 学情提出用 │We have been developed a DCL │
│ 予稿集原稿要旨 │extension module for Ruby. This │
│ (英語) │extension provides a number of │
│ │functions and the interactivity like│
│ │IDL. Furthermore it is easy to add │
│ │new features. Thus one can analyze │
│ │data flexibly and quickly on this │
│ │suite. │
├────────┼──────────────────┤
│ 予稿集原稿本文 │1. 概要 │
│ (日本語) │ │
│ │RubyのためのDCL拡張を試みた.これは │
│ │IDLのような多機能性と対話性を提供す │
│ │るもので,なおかつ,NetCDFのようなデ│
│ │ータフォーマットを直接扱えるなど,拡│
│ │張も容易である.結果として,柔軟かつ│
│ │素早くデータ解析を行う開発環境が得ら│
│ │れる. │
│ │ │
│ │2. IDLとは │
│ │ │
│ │IDL(Interactive Data Language)は,描│
│ │画と数学計算ライブラリを備えた,対話│
│ │的に操作できるインタプリタ言語である│
│ │(米RSI Inc.の商用ソフトウェア).言語│
│ │の骨格はFortranに似ているが,変数の │
│ │型は動的に決まる.データの種類として│
│ │は,数値スカラ,文字列,配列,構造体│
│ │をサポートする.現行の第5版からオブ │
│ │ジェクト指向でいうクラスの定義が一応│
│ │可能になったが,必ずしも使い良いとは│
│ │言えない. │
│ │ │
│ │2.1 IDLでのデータ解析・可視化 │
│ │ │
│ │IDLでは,「物理量」の単位等の属性や │
│ │「軸」(独立変数)を持つ構造化されたデ│
│ │ータを扱うために,構造体を利用出来る│
│ │.NetCDFのような自己記述性をもつデー│
│ │タフォーマットに対しては,ファイル上│
│ │の変数を構造体で管理することで,作画│
│ │等の属性や軸に関する情報を自動的に入│
│ │手・操作するようなライブラリを構築可│
│ │能である.そういったライブラリを作れ│
│ │ば,快適にデータの操作と可視化を行う│
│ │ことも出来る. │
│ │ │
│ │2.2 IDLの問題点 │
│ │ │
│ │上で「作れば」と書いたが,問題はここ│
│ │にある.IDL は拡張性・柔軟性に欠ける│
│ │.例えば,部分配列を範囲で指定するこ│
│ │とは出来るが,これに読みとばしのステ│
│ │ップを導入することは不可能である.つ│
│ │まり,仕様にないことをプログラミング│
│ │で解消する自由度は小さい.言語の近代│
│ │化も足りず,例えばガベージコレクショ│
│ │ン(GC)は存在しない.最後に,フリーで│
│ │ないということも挙げておく.かなり高│
│ │価なことも問題であるが,ソースコード│
│ │が公開されていないためユーザによる改│
│ │良の自由がないことも障害となる. │
│ │ │
│ │3. Ruby │
│ │ │
│ │Rubyはまつもとゆきひろ氏が設計開発し│
│ │たオブジェクト指向スクリプティング言│
│ │語であり,次のような特徴を持つ:オー│
│ │プンソースフリーソフトウェア,インタ│
│ │プリタ,すべてがオブジェクト,シンプ│
│ │ルな文法,型を持たない変数,再定義可│
│ │能な組み込みメソッド,引数に出来るク│
│ │ロージャ,GC,プラットフォームに依存│
│ │しないスレッド,活発な国内のコミュニ│
│ │ティなど. │
│ │ │
│ │3.1 Rubyの拡張ライブラリ │
│ │ │
│ │RubyはPerlやPythonのような他のスクリ│
│ │プティング言語と同様,既存ライブラリ│
│ │を利用する拡張ライブラリを容易に作成│
│ │出来る.本研究においては,地球流体電│
│ │脳倶楽部によるFotranベースの基本関数│
│ │・描画ライブラリであるDCLを Rubyから│
│ │使うための拡張を作成した.またRubyの│
│ │配列は任意の要素を格納できるが,自由│
│ │度から来るオーバヘッドが我々の大規模│
│ │計算では無視できないため,数値に特化│
│ │した多次元配列を表現するNumArrayクラ│
│ │スを作成した.これは多次元配列に必須│
│ │の機能(部分配列の取り出し,指定され │
│ │た間隔による繰り返し処理など)を持た │
│ │せたものである. │
│ │ │
│ │3.2 Rubyによる利点 │
│ │ │
│ │Rubyはインタプリタなので急いで書き下│
│ │すことや.プロトタイピングに向いてい│
│ │る.インタプリタ固有の遅さは時間のか│
│ │かる処理を予めCやFortanで書いて,実 │
│ │行時にリンクすれば補える.さらに柔軟│
│ │な表現が可能である点が特筆に値する.│
│ │例えば,3次元配列aの各要素に三角関数│
│ │sinを施した結果の第1,3成分を固定した│
│ │断面の和をi=1..nの範囲でとることを,│
│ │ │
│ │sum(1,n){|i| sin(a)[0,i,3]} │
│ │ │
│ │と書くことも出来る.またGTKやTKも用 │
│ │意されているので,プラットフォームに│
│ │依存しないGUIの作成は容易である.GNU│
│ │のReadlineも利用できるため,ユーザが│
│ │自分のための対話環境を構築することも│
│ │たやすい. │
│ │ │
│ │バイナリ形式を扱うためのメソッドも我│
│ │々が一部拡張し,IEEE754形式の浮動小 │
│ │数点数のバイナリフォーマットもエンデ│
│ │ィアンを考慮しつつ扱えるようになった│
│ │.また近年発達したYacc相当のパーザ生│
│ │成器を使えば文脈自由言語で書かれたフ│
│ │ァイルも解釈できるので,NetCDFの拡張│
│ │等も手軽に試せる.これは既存データを│
│ │オブジェクト化するための橋渡しとなる│
│ │ことを意味する. │
│ │ │
│ │4. まとめ │
│ │ │
│ │Rubyのもつ柔軟性は以前より認められて│
│ │いるが,数値計算に本格的に応用しよう│
│ │という動きはこれまで無かった.そのた│
│ │め現時点では少なくとも数値計算界での│
│ │Rubyの認知度は決して高いとはいえない│
│ │.しかし,記述の柔軟性やオープンソー│
│ │スのもとでの拡張のしやすさを考慮すれ│
│ │ば,特に計算資源の低価格化が進む今日│
│ │,開発効率の向上のための当アプローチ│
│ │は極めて有効であると考える. │
├────────┼──────────────────┤
│ 予稿集原稿本文 │ │
│ (英語) │ │
├────────┼──────────────────┤
│ 図の掲載の有無 │無し │
├────────┼──────────────────┤
│ 使用機材 │無し │
├────────┼──────────────────┤
│ 印刷物の │希望しない │
│ 予稿集の作成 │ │
└────────┴──────────────────┘
[予稿集原稿登録3へ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全ての入力に問題がなければ送信をクリックしてください。
[送信]