関数 nc_close は開いているNetCDFファイルを閉じます。ファイルが定義モードにある場合には、閉じる前に nc_enddef が呼び出されます。(この場合には、もし nc_enddef がエラーを返せば、 nc_abort が自動的に呼び出され、最後に定義モードに入った時の矛盾の無い状態に復旧します。)開かれたNetCDFファイルが閉じられた後は、そのNetCDF ID は次に開かれる又は生成されるNetCDFファイルに割り当てることが出来ます。
この 例では、 nc_close を使って、新しい foo.nc というNetCDFファイルの定義モードを終了し、そのNetCDF ID を開放する。
#include <netcdf.h>
...
int status;
int ncid;
...
status = nc_create("foo.nc", NC_NOCLOBBER, &ncid);
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);
... /* 次元・変数・属性を生成 */
status = nc_close(ncid); /* NetCDFファイルを閉じる */
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);