☆ VMWare Guest OS で スキャナ を使おう ☆ VMWare 内のゲストOSから EPSON のスキャナ(GT-7000S)を使おうと 努力したメモ書きである. …ちなみに, 見事に失敗した. 接続経路は スキャナ → PCMCIA-SCSIカード → ホストOS → VMWare → Generic SCSI Device → ゲストOS である. よってゲストOSでは Generic SCSI Device をサポートして スキャナを認識し, ソフトを使ってスキャナを操作する. ■ カーネルの再構築 □ カーネルの設定 以下の項目を有効にする. ◆ SCSI 接続によるスキャナを使うために ● SCSI support ・ SCSI CD-ROM support ・ <*> SCSI generic support ・ SCSI low-level drivers -> [*] BusLogic SCSI support 設定終了後に Exit する前に, Save Configuration to an Alternate File を選択してカーネルの設定に関する情報を保存しておく. ファイル名は, ver2.4.18_2002-08-20.config などで良いだろう. これを利用する際には Load an Alternate Configuration File として このファイルを保存しておくと良いだろう. □ カーネルのコンパイル # make dep # make-kpkg clean # make-kpkg --revision=shadow-2002-08-19 kernel_image □ カーネルの設定のバックアップ インストールの前に, コンパイルした deb ファイルと カーネルの設定ファイル(ver*.*.*_2002-**-**.config)を 他のコンピュータに置いておく. □ カーネルのインストール その後, カーネルをインストールし, 再起動する. # dpkg -i /usr/src/kernel-image-2.4.18_shadow-2002-08-19_i386.deb ■ SCSI デバイスをゲストOSにブリッジする □ ホストOS側でスキャナを認識する. ホストOSで必要なドライバをインストールしてスキャナを 認識できるようにしておく. □ VMWare でSCSIデバイスをゲストOSに接続させる. 「Setting」→「Configuration Editor」にて 「Add」とし, 「Generic SCSI Device」を選択する. すると, 設定について聞かれるので, 「Connect at power on」のチェックは外す. 「Specify the physical SCSI device to connect to」は EPSON SCANNER GT-7000 1.14 (SCSI2:2) を選択する. 「Virtual device node」は SCSI 0:0 はHDDに使われ, SCSI 0:1 はUSB-FDDで使われる可能性があるため, SCSI 0:2 にする. □ ゲストOSを起動してデバイスとして認識されているか確認 dmesg で SCSI を認識しているメッセージの中に Vendor: EPSON Model: SCANNER GT-7000 Rev: 1.14 Type: Processor ANSI SCSI revision: 02 というメッセージがあることを確認する. そして, このスキャナがどのデバイスとして認識されているかを 以下のメッセージから判断する. Attached scsi generic sg1 at scsi0, channel 0, id 2, lun 0, type S ^^^ ^ デバイス名 上で設定した device node この device node とデバイス名からスキャナは sg1 として認識されて いる事がわかる. なお, この他にも sane-find-scanner コマンドを使う事で どのデバイスにスキャナが割り当たっているのか知ることが出来る. # sane-find-scanner ■ スキャナを使うための設定 □ スキャナを使用するためのソフトのインストール 以下のパッケージをインストールする. ・ xsane + libsane + libusb-0.1-4 ・ sane □ スキャナ用デバイスの作成 /dev に移動し, デバイスファイルを更新する. # ./MAKEDEV update sane ではスキャナーが /dev/scanner に割り当てられる. これから /dev/sg1 にリンクをはる. # ln -s /dev/sg1 /dev/scanner # chmod 666 /dev/sg1 □ 確認 ちゃんとスキャナが使えるか確認する. # scanimage ここで本来ならスキャナが唸って認識成功のはずなのだが… VMWare では [epson] ident failed と出力されてウンともスンとも言わなくなってしまう….