日本語環境の構築


1. 概要

man で日本語表示し、emacs にて日本語が書けるようにする。



2. 準備

2.1 確認

以下のパッケージがインストールされていることを確認する。

確認の仕方は dpkg の使い方 を参照のこと。



3. 作業

3.1 ~/.bash_pofile の編集

日本語を表示させるには、 環境変数 LANG をしかるべく設定する必要がある。 ~/.bash_profile を編集して、 デフォルトの環境変数 LANG を日本語(ja_JP.ujis)に変える。

具体的には、

$ vi .bash_profile
とし、ここに以下のエントリを追加する。
export LANG=ja_JP.ujis
追加したら変更を反映させる。
$ source ~/.bash_profile
(変更した直後に 1 回やるだけで良い)

正しく反映したかどうか確認する場合、

$ man man
日本語で man の内容が表示されれば良し。



3.2 ~/.emacs の編集

emacs で日本語を読み書きするには .emacs を編集する必要がある.

$ vi ~/.emacs

以下のエントリを追加

(set-language-environment "Japanese")
(set-default-coding-systems 'euc-japan)
(set-terminal-coding-system 'euc-japan)
(set-buffer-file-coding-system 'euc-japan)
(set-default-font "-*-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-*-*-fontset-standard")
(progn (load-library "canna" ) (canna) )
(global-set-key "\C-o" 'canna-toggle-japanese-mode)

最後の 2 行は日本語変換サーバとして canna を使う場合にのみ必要とされる. 特に最後の行は canna で日本語入力をするとき, 従来通りの C^o で変換できるようにするための行である.



4. ~/.emacs と ~/.bash_profile を /etc/skel にコピー

# cp .bash_profile .emacs /etc/skel 

作成した .emacs と .bash_profile を /etc/skel にコピーする.

/etc/skel 以下に置かれたファイルは, アカウントが作成される際に, 各ユーザのホームディレクトリにコピーされる.




最終更新日: 2001/02/17 (河野仁之) Copyright (C) 2000 epcore