2022 年度 OSS リテラシ 3 : センサーの運用開始

ラズパイ設置後の作業

以下の手順書の内容は, ラズパイを廊下などの観測場所に設置した後の作業である.

ラズパイの IP アドレスの確認

これまでの手順で, sensor.sh が正確に実行できていれば, サーバ (VM) のデータベース iotex のテーブル monitoring_hosts にラズパイの IP が保存されているはずである. monitoring_hosts の中身を確認し, ラズパイの IP を把握すること. (ラズパイの IP は DHCP で与えられるので, データベースや WWW サーバ (apache2) のアクセスログで確認する必要がある).

MariaDB [iotex]> select * from monitoring_hosts;

  +----------+---------------+---------------------+
  | hostname | ip            | time                |
  +----------+---------------+---------------------+
  | 00cd3759 | 10.138.66.177 | 2021-12-14 23:58:00 |
  | hoge     | 10.138.68.165 | 2021-12-14 23:58:00 |
  | test     | 10.155.64.62  | 2021-12-14 23:58:00 |

ラズパイの IP を把握したら, ラズパイにリモートアクセスし, 次の作業に進むこと.

デスクトップ環境の利用停止

ラズパイで観測を始めた後は, ラズパイのデスクトップ環境は必要なくなる. 必要のないプロセスを動かすして OS の負荷を上げることは適当ではないので, デスクトップ環境を止めることにする. デスクトップは lightdm が管理しているので, それを使わない設定を行えば良い.

$ sudo -s 

# systemctl disable lightdm

# systemctl stop lightdm

再起動後に再度ラズパイに接続して, ps aux コマンドを実行すると, 起動しているプロセスの数が減っていることに気づくだろう.

# ps aux