Mattermost

Debian パッケージが存在するか確認する

apt-get search コマンドで確認する。

# apt-cache search mattermost

Debian Backports にパッケージがある場合もある。そちらも確認すること(Distribution は bullseye-backports にすること)。

<URL:https://backports.debian.org/Packages/>

どちらにも mattermost パッケージは無いようなので、公式ページのインストールドキュメントを参照する。

インストール

Google 検索すれば、インストール記録などたくさん見つかるが、OS が異なるものや、 古いものなど、玉石混交である。公式 Web を確認するクセをつけてほしい。

公式ドキュメントを探すと、以下の Debian 向けインストールガイドが存在することがわかる。 Debian 10 を対象にした記事であるが、Debian 11 でも大体同じだろうという想定で実施する(実際、問題はなかった)。

<URL:https://docs.mattermost.com/install/install-debian.html>

以下、インストールドキュメントに書かれた手順の注釈を示す。すでに行っていることもあるので、適宜パスしながら進めている。

Installing Debian Buster

実行済

Installing MySQL Database Server

インストールガイドの項目 7-9 のみを実施すればよい。

7. Create the Mattermost user ‘mmuser’但し、ホスト名の部分は % でなくて localhost にする (理由は英語の説明を読むこと)

mysql> create user 'mmuser'@'localhost' identified by 'mmuser-password';

8. Create the Mattermost database.

mysql> create database mattermost;

9. Grant access privileges to the user ‘mmuser’.

mysql> grant all privileges on mattermost.* to 'mmuser'@'localhost';

Installing PostgreSQL Database Server

MySQL をインストールしたので PostgreSQL は不要。

Installing Mattermost Server

インストールガイドの全項目を順番に実施。なお、項目 7 は MySQL を使う場合の設定のみ行うこと (PostgreSQL は使っていないので)。

2. ドキュメントの「the latest version of the Mattermost Server」をクリックすればわかる通り、最新の mattermost のソースは、https://releases.mattermost.com/6.3.3/mattermost-6.3.3-linux-amd64.tar.gz である。

8.b サーバがうまくスタートしたことを確認できたら、Ctrl+c で強制終了させる。

9.b 起動スクリプトで、[unit] セクションのところは postgresql.service ではなく mysql.service にすること。

注意

確認がとれていないが,項目 9.f はスキップしても問題ないかもしれない. もし,次のブラウザからの設定がうまくいかないようであれば,項目 9.f を行うべきであり,それは以下のように行えばよい.

9.f mattermost の使う 8065 ポートを外部へ開ける必要がある. ufw コマンド (firewall) を用いる。

$ sudo apt update
$ sudo apt install ufw
$ sudo ufw allow 8065

Configuring Mattermost Server

ブラウザで自分のサーバの 8065 ポートに接続すること。 ブラウザで http://iot-XX.epi.it.matsue-ct.jp:8065 にアクセスすればよい (iot-XX は自分のホスト名にすること).

ブラウザから設定を行う

  • メールアドレスの設定
  • ユーザ名の入力
  • パスワードの設定
  • チーム名の設定

それ以外の項目

インストールマニュアルには、以下の項目が並んでいるが、8065 番ポートにアクセスする状態で問題ないなら行わなくて良い。 マニュアルでは、nginx (apache と同じ Web サーバ) を用いて、80 番ポートに来たアクセスを 8065 番ポートにポートマッピングする方法が詳しく書かれている。

  • Configuring TLS on Mattermost Server
  • Installing NGINX Server
  • Configuring NGINX as a proxy for Mattermost Server
  • NGINX Configuration FAQ
  • Why are Websocket connections returning a 403 error?
  • How do I setup an NGINX proxy with the Mattermost Docker installation?
  • Why does NGINX fail when installing GitLab CE with Mattermost on Azure?
  • Configuring NGINX with SSL and HTTP/2
  • NGINX Configuration FAQ