[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 大西将徳
- 水蒸気大気下層の net flux の鉛直分布について
- 大気下層 (地表面ではなく) で net flux が極小を持つプロファイルは, Rossland mean opacity の分布で説明できる.
- 大気下層では, 大気層ごとの光学的厚さ(Rossland mean opacity)は, 1 を超えている.
- 質量あたりの Rossland mean opacity は, 大気下層で極大を持つ場合がある.
- 拡散近似解と line-by-line 計算の結果を比較すると大気下層でよく一致.
- 地表面付近の net flux について
- 拡散近似解に比べ, line-by-line 計算の結果は地表付近で小さくなっている.
- 地表面があることで下からの flux がやってこないことがこの違いの原因と考えたが, 正しいだろうか?
- 1 layer あたりの光学的厚さは, 数 10 〜 数 100 程度.
- 拡散近似解とずれているのは, 数 layer ある.
- 分厚い大気の場合の line-by-line 計算の精度はどの程度か.
- To Do
- 計算のゴールの設定 (惑星科学的に興味深い問題としてどう位置づけるか) について考える
- mtg 資料
- 放射計算
- 高高度の吸収線データテーブルを追加: 10^6 〜 10^-3 [Pa]
- 太陽光加熱の効き方を調べる
- 観測データリサーチ
- 心当たりのありそうな方々にコンタクトを取った
- 観測装置の制約で, 5 micron 付近でデータが切れていることが多い
- カッシーニ CIRS, あかり, スピッツァーのデータ取得の可能性あり
- モデルを使った計算の方向性について
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2014/12/22, Since: 2014/12/22