[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- はしもとじょーじ、高橋芳幸、濱野景子、齊藤大晶、大西将徳
- 水蒸気大気の放射計算
- 地表水量と地表温度をパラメタとして水蒸気大気を持つ惑星からの放射を計算
- 地表水量: 0.01M, 0.1M, 1M, 5M (M:1海洋質量=270bar)
- 地表温度: 250 - 2000[K]
- 鉛直分布
- 上空まで対流していると仮定
- IAPWS-95 を使って鉛直分布を計算
- 断熱線が固体、液体領域を通る場合には、気体領域のみ放射計算をする
- 吸収
- HITEMP2010, MT_CKD 2.5
- 吸収断面積 table & Spline補間によって必要な温度圧力の吸収断面積を計算
- 散乱
- H2O のRayleigh 散乱のみ考える
- Goldblatt et al., 2013 と同様の定式化
- 計算波数
- 0.01 - 20000 [cm-1], 波数分解能:0.01[cm-1]
- 30000 [cm-1] まで計算予定
- 現在 20000 [cm-1]までしか計算していないのは、より高波数では吸収断面積が 0.0 となる場合があり、log(吸収断面積)を計算に使うSpline補間がうまくいかないため
- 吸収断面積が 0.0 となるところはとても小さい値を入れて計算したらよいのではないか
- 計算進行状況
- 0.01M, 0.1M, 1M; 600, 800, 1000, 1500, 1700, 2000 [K] が終了(1M は 300, 400[K]も終了)
- 5Mの計算のため、吸収断面積テーブルを拡張(10^9[Pa])
- 3/7放射勉強会報告
- 参加者: 濱野(東大), 伊藤(東工大), 川島(東大), 大西(神戸)
- 議事メモ
- 多くの系外惑星(hot jupiterなど)の放射モデルは、恒星大気で研究開発されてきたものの流れを汲んでいる
- line shape や cut off の仕方についてはグループによって異なり、これといった決め手はないようだ
- 吸収断面積の計算において可変グリッド(line peakを拾う)を使うべきか、固定グリッドでよいか: スペクトル計算をしたいか、エネルギー計算をしたいかによる
- 計算コストをいかに小さくするかは共通の問題
- mtg 資料
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2014/03/12, Since: 2014/03/12