[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 石渡正樹、はしもとじょーじ、高橋康人、齊藤大晶、大西将徳
- line-by-line Nakajima et al. 計算
- 計算条件
- H2O のみの大気 (線吸収HITEMP2010 + 連続吸収MT_CKD)
- 大気上端まで、飽和蒸気圧曲線を仮定して温度を決定
- 飽和蒸気圧曲線は Nakajima et al., 1992 で扱われているもの
- 地表面温度は 250, 300, 350, 400, 450, 500, 550, 600 [K]
- 計算波数領域: 0.01 - 3000.0 [cm-1], 波数分解能: 0.01 [cm-1]
- 計算結果
- 上空の加熱率: 放射による大気の加熱率が、上層で加熱に転じることはなく、冷却センスのままゼロに漸近
- OLT: 地表温度の上昇とともに、271 [W/m2] に漸近
- Nakajima et al., 1992 では 293 [W/m2]
- Goldblatt et al., 2013 では 282 [W/m2]
- ハワイ研究会に向けての方針
- 今の計算コード(dcpam の放射コード) で灰色大気を計算し、Nakajima et al., 1992 の OLR = 293 [W/m2] を確認
- 水蒸気量を変えて、地表面温度と OLR の関係を計算
- 計算波数: 0.01 - 10000.0 [cm-1] (1 micron)
- Rayligh 散乱を入れる
- mtg 資料
- 惑星科学会での発表に対するコメント
- ハワイ研究会の方針
- 生駒研の学生さんは、H2O の連続吸収は、線吸収の裾を足し合わせることで表現している
- ダイマーの吸収は、線吸収の足し合わせでは表現できないはず
- 「線吸収(25[cm-1] まで) + 連続吸収(MT_CKD) - 線吸収(cut off 無し)」からダイマーの吸収を表現するモデルを考えることができないか
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/11/25, Since: 2013/11/25