[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 吸収断面積の温度圧力 Spline 補間テスト
- Spline 補間によって求められた吸収断面積でFlux を計算して、補間の精度を検証する
- 温度補間は T-log(吸収断面積), 圧力補間は log(p)-log(吸収断面積) でSpline 補間する
- 圧力は1桁ごとのテーブル(1E1, 1E2, 1E3, 1E4, 1E5, 1E6, 1E7, 1E8 [Pa]) を補間に使う
- 温度は100[K]ごとのテーブルから、計算したい温度周辺の温度テーブルを補間に使う
- 温度テーブルの選び方は3種類: 計算したい温度を挟んで、1) 200[K], 2) 300[K], 3) 400[K] の範囲にある温度テーブルを使用
- 但し、温度が低い場合は、99 [K] のテーブルも使用(99[K] が最低温度テーブル)
- 例) 大気温度: 650 [K] の場合: 1) 500, 600, (650), 700, 800 [K], 2) 400, 500, 600, (650), 700, 800, 900 [K], 3) 300, 400, 500, 600, (650), 700, 800, 900, 1000 [K]
- 例) 大気温度: 250 [K] の場合: 1) 100, 200, (250), 300, 400 [K], 2) 99, 100, 200, (250), 300, 400, 500 [K], 3) 99, 100, 200, (250), 300, 400, 500, 600 [K]
- 計算条件
- 大気圧力: 5E2, 5E3, 5E4, 5E6, 5E7 [Pa]
- 大気温度: 250, 450, 650, 850 [K] (地表面温度は + 100[K])
- 波数領域: 30 - 3030 [cm-1], 波数分解能: 0.01 [cm-1]
- 計算結果
- 圧力が低いほど補間の精度はよくなる
- 温度が高いほど補間の精度はよくなる
- 200[K]の温度範囲のテーブルのみ使用する場合より、300, 400[K]の温度範囲のテーブルを使用する場合の方が精度が良い
- 300[K], 400[K] の温度範囲のテーブルを使用した場合の相対誤差は同程度
- 300[K], 400[K] の温度範囲のテーブルを使用して計算したFlux の相対誤差は 1 % 以下
- 計算コストの観点から、300[K] の温度範囲のテーブルを使用して Spline 温度補間をするのが良い
- mtg 資料
- To Do
- 連続吸収スペクトルの計算
- line-by-line Nakajima et al. 計算
- カットオフ無しで計算した吸収断面積によるFlux 計算
- 放射対流平衡計算プログラム(高橋康)の問題点
- 下部境界を変えると、Flux の鉛直分布が変わってしまう
- 放射層に挟まれた対流層で、エネルギーが保存していない(冷却のみされる)
- 線吸収の光学的厚さの計算にバグがあり、それを修正することで、下部境界を変えても同様の Flux 鉛直分布が計算されるようになった
- また、下部境界から繋がった対流層が計算され、対流層の中に、冷却される部分と、加熱される部分が計算された
- ただし、対流層の下端で heating rate が grid ごとにギザギザしている
- 11/11(月) 9:00-
- はしもとじょーじさん出張のため不在
- 高橋(康) さん、すばる望遠鏡出張のため不在
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/11/06, Since: 2013/11/06