[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、高橋芳幸、高橋康人、大西将徳
- 連続吸収の寄与について
- 連続吸収がある場合と、ない場合のOLR の違い
- 線吸収+連続吸収 (cut off 25[cm-1]): 258.6 [W/m2]
- 線吸収のみ (cut off 25[cm-1]): 265.0 [W/m2]
- 400 - 600[cm-1]の領域は、そのうち2.6[W/m2], 800 - 1000[cm-1]の領域は、1.2[W/m2] の寄与がある
- 地球より温度が高い惑星では、800 - 1000[cm-1] の寄与が大きくなってくると考えられる
- dcpam による放射計算
- dcpam には長波用、短波用の放射計算コードが用意されている(定式化はToon et al., 1989)
- 長波用: 中心星放射なし、散乱あり、大気の射出あり
- 短波用: 中心星放射あり、散乱あり、大気の射出なし
- dcpam 長波放射コードによる放射計算
- 光学的厚さは US standard atmosphere (onishi model にて計算)
- 計算結果
- OLR (dcpam5) : 259.0 [W/m2]
- OLR (onishi) : 258.6 [W/m2] (両モデルの違いは 0.15 %)
- M 型星まわりの惑星など、中心星放射、散乱、大気射出の全てを考慮しなけらばならないような惑星の場合
- 長波用と短波用を計算して足し合わせれば計算できる
- 高橋(芳)さんが、そのような場合を計算できるようにコードを改変
- 短波用計算コードのテスト計算
- 地球大気で 1. Rayleigh 散乱のみ、2. Rayleigh 散乱 + 吸収、の場合の放射計算をする
- LBLRTM で上記計算を比較する
- 濱野さんの依頼計算について
- カットオフの違いによる吸収断面積の評価
- 条件: T=2000[K], p=(1[atm] or 500[atm]), H2O のみの大気(HITEMP)
- カットオフ条件: 25, 1000, 2000, 3000[cm-1], カットオフなし
- カットオフ波数が大きくなると、吸収断面積も大きくなる
- 圧力が大きい場合に吸収断面積の大きくなり方は顕著
- 地球条件でカットオフを変更した計算をして、比較してみる
- まずは、窓領域など、幾つかの波数で計算してみる
- カットオフ無にした場合の光学的厚さの増分と連続吸収の寄与との比較をする
- line-by-line 法による吸収断面積計算プログラムの定式化
- mtg 資料
- To Do
- dcpam 放射コードによる散乱大気の計算
- US standard atmosphere で、カットオフを変えた場合の吸収断面積の計算
- line-by-line による光学的厚さ計算プログラムのまとめ
- 混合比の計算
- これまではアントワン式で計算していたが、クラウジウス - クラペイロンの式に変更
- NH3 の計算がうまくいっていない?
- 大気を持ち上げる発想で計算していない?
- 成層圏雲形成過程の考察
- To Do
- 2013/08/19(月) 9:00 - 10:00
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/08/12, Since: 2013/08/12