[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 石渡正樹、はしもとじょーじ、高橋芳幸、高橋康人、大西将徳
- line shape に任意の関数形をかけられるようにコードを修正
- CO2 のsub-lorentzian などの計算を考慮して、voigt 線形に任意の関数をかけられるようにコードを修正
- MT_CKD 連続吸収モデルの計算について
- 入力パラメタ: 大気層の (圧力、温度、光路長(cm)、水蒸気の混合比(dry air に対するmixing ratio))
- 大気組成について
- 連続吸収データ: H2O, CO2, N2, O2, O3
- 乾燥大気の混合比 (CO2, O2, Other) は決まっている
- H2Oの混合比を与えて、全気体の混合比を決定
- default の大気組成: N2: 78%, O2: 21%, Ar: 0.9%, CO2: 0.0345% (O3, N2O, CO, CH4の混合比は0となっている)
- onishi model に合わせてMT_CKD 連続吸収モデルを使用できるように以下のような変更
- CO2, O3 の大気組成も自由に与えられるようにコードの修正
- 入力パラメタリストを作るfortran code の作成
- 入力パラメタリストの作成
- 今回、実装したもの
- 圧力: 大気層の上下境界の値の平均
- 温度: 大気層の上下境界の値の平均
- 水蒸気の混合比(dry air に対するmixing ratio)): 物の量の重みづけ平均
- 光路長(cm):大気層中の分子の数を静水圧平衡を仮定して計算し、それを平均温度圧力から計算される分子数密度で割って、光路長を算出
- onishi model と同じ考え方で圧力、温度なども与えるのが良いのではないか
- US standard atmosphere によるFlux 計算について
- LBLRTM 内臓のUS standard atmosphere を使用(鉛直45層)
- 連続吸収は、MT_CKD 連続吸収モデル
- 計算波数: 0 - 2600000 [m-1], 波数分解能: 1.0 [m-1]
- 吸収線データ: HITRAN 2008
- 吸収線のcut off: 2500 [m-1]
- 計算結果: OLR: 231.6 [W/m2]
- 想定される値よりかなり小さい (はしもとじょーじさんに以前、とあるコードで計算していただいた結果: OLR: 260 [W/m2])
- 光学的厚さの計算に誤りがあると思われる
- mtg 資料
- To Do
- MT_CKD model の計算設定の変更
- US standard atmosphere での放射計算
- 7/11(木) 系外惑星セミナーでのコメントについて
- 系外惑星 (hot jupiter) の高温環境下の雲(TiO2 など?)も将来的には実装したい
- 放射計算について進めていること
- 低温での飽和蒸気圧の導出
- H2S 凝結の導入
- 温位プロファイルの作成
- 正味上向きフラックスについて
- ガリレオプローブの観測は 4 ミクロン程度までで行っている(ただしガリレオプローブによる正味上向きフラックスが、4 ミクロンまでの積分値とは限らない)
- 高橋(康) 計算では、計算波数を高波数側に広げると、正味上向きフラックスが大きくなることが報告されていた
- 波数範囲を広げると、なぜフラックスが大きくなるのか確認する
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/07/17, Since: 2013/07/17