[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、石渡正樹、はしもとじょーじ、高橋芳幸、高橋康人、三上峻、大西将徳
- LBLRTM と onishi モデルの大気層中の分子の数の数え方について
- onishi モデルでは、静水圧平衡を仮定して、大気層中の物質の量を計算
- LBLRTM では、大気層の上端下端の分子数密度から大気層中の物質の量を計算
- onishi モデルは、静水圧平衡を仮定するアルゴリズムで開発を進める
- 現実には、静水圧平衡が成り立たないような大気もあるが、基本的には静水圧平衡したような大気を計算対象とする
- 必要であれば、オプションで、静水圧平衡を仮定しない計算も用意すればよい
- LBLRTM と onishi モデルの吸収係数の計算について
- voigt 線形の数値表現について
- onishi モデルでは、voigt 線形のline shape を、Kuntz 1997, Ruyten 2004 により与えている
- LBLRTM では、voigt 線形のline shapeを、Humlicek 1982 により与えている
- LBLRTM では、CO2 のline shape はH2O などと異なるものを与えている
- 真空波数、吸収線強度、半値幅などを全て同じパラメタとした吸収線データを使って、H2O, CO2, O3, N2O, CO, CH4, O2 分子として吸収係数を計算すると、CO2 のみ大きく異なる
- CO2 はおそらく sub-lorenzian の line shape を仮定している
- 但し、CO2 以外の分子も、吸収係数の値は全く同じにはならない
- "Statical weight of the upper state" などのパラメタによって、分子種による違いが計算されているのかもしれない
- 中心から25[cm-1]までの吸収線の強さの相対誤差は、半値幅の大きさで変化する
- CO は、半値幅の違いによる吸収係数の変化を考慮しても以前の相対誤差の結果を説明できない
- mtg 資料
- To Do
- line shape の計算についての確認
- US standard atmosphere での放射計算
- 波数範囲を変えた放射計算について
- 2 - 10 [bar] 付近に放射平衡層ができることについて
- 対流層の温度が下がらないことがおかしい
- 現在のプログラムでは、対流圏の温度が下がらないアルゴリズムになっている
- 初期値をうまく設定すれば(温度を低く設定すれば)、うまく計算でき、下まで対流するはず
- 対流調節時に、エネルギーが保存するようなアルゴリズムにする必要がある
- 放射計算プログラムのチェックについて
- 放射伝達計算のチェックをするならば、グレー大気でまずチェックするのがよいのではないか
- 大西モデルとのずれについて
- 放射対流平衡計算の収束について
- うまく収束させるために計算方法を変更
- 成層圏は放射平衡、対流圏は断熱減率を仮定。円盤の温度圧力と圏界面の高度を与える。
- 圏界面のフラックスをパラメタとして動かして、フラックスのつじつまが合うように値を決める。
- Disk の圧力 = 10 [Pa] 計算では、射出限界が計算されている
- 円盤圧力が小さいところでは、うまく計算できない
- 温度が低い条件の場合は、地表面付近を細かくグリッド切って計算して欲しい
- 成層圏の温度プロファイルの近似式が、うまくいっているか、放射計算の結果と比べて確認する
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/06/24, Since: 2013/06/24