[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- MT_CKD 連続吸収モデル
- 計算可能な温度範囲について
- Dr. Mlawer (MT_CKD modelの"M")からのメールによれば、Temperature range: 200 〜 350 [K]
- water vapor self continuum coefficients are dependent on temperature
- foreign continuum coefficients have no temperature dependence
- H2O連続吸収の吸収係数について
- MT_CKDモデルでは、吸収係数を以下の形で計算している(Mlawer et al., 2012, Clough et al., 1989)
- k(v) = R(v) * sigma(v)
- k(v) [cm2/molecule]: absorption coefficient
- R(v) [cm-1]: radiation field term (temperature dependent)
- sigma(v) [(cm2/molecule)/ cm-1]: symmetrized power spectral density function
- MT_CKD model のoutputとして計算されていたのは以下のもの
- without radiation field: sigma(v) [(cm2/molecule)/ cm-1]
- with radiation field: k(v) [cm2/molecule]
- line-by-line プログラム
- 入出力パラメタ
- 入力: 圧力, 温度, 大気組成の混合比, 波数範囲, 波数分解能
- 出力: 鉛直光学的厚さ
- 鉛直光学的厚さに角度方向の依存性を考えてradianceを計算
- radianceを積分してfluxを計算する
- 同位体存在比
- HITRANは地球の同位体比で吸収線強度が規格化されている
- 地球の場合は同位体比を考える必要はない
- 地球以外の大気を考える場合には地球大気と、考える天体の大気の同位体比を考慮する必要がある
- 地球大気での検証段階では、まずは同位体比は考慮せずプログラムを作る
- 吸収線のair-pressure shiftについて
- pressure broadening, doppler broadeningともに圧力によって中心波長がずれる
- この効果も考慮して計算する
- To Do
- 地球大気を想定した大気層に対して、線吸収・連続吸収を考えた光学的厚さを計算する
- LBL計算
- 木星大気のVolume Mixing Ratioを木星対流圏での全球平均的な値で計算
- 放射計算
- 現在の計算アルゴリズムでは、波数解像度を落とさないとメモリが足りなくなってしまう
- 波数解像度は落とさず、計算の仕方を変えて解決する方がよい
- プログラムの検証
- タイタンの大気はどういう構造を持ち得るのかを考えるために放射計算をしている
- 平衡平板大気の近似を使わずに計算していることがひとつのポイント
- 天体の大気が上空で真空になるのではなく、円盤につながっている場合をきちんと考えたい
- 本計算では、ヒル半径まで大気が広がっていると考える
- 連合大会で発表するかどうかは、倉本先生に相談する
- 投稿早期締切: 2/3(日) 23:59
- 投稿最終締切: 2/15(金) 12:00
- 2013/02/05(火) 9:00-
- 海外研究者のCPS滞在による小研究会があるため(10:00-?)、不都合があれば移動を検討
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/01/29, Since: 2013/01/29