[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、石渡正樹、はしもとじょーじ、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳
- 温度、圧力、吸収線の波数範囲を与えて、吸収スペクトルを計算
- 分子種はH2O (ドミナントな同位体のみ)
- 一つの吸収線の計算範囲は、半値幅から見積もる
- 1) a_D > a_L ならば a_D * 10
* 2) a_L > a_D ならば a_L * 200
- 検討事項
- 波数分解能について
- 高橋(康)さんは10^-2[cm-1]で計算しているが、圧力が低い場合には10^-4[cm-1]で計算している
- 波数のlogで波数刻みを与えるのは、うまくいかない
- 吸収線に合わせて刻みを与えるという方法もあるが、k-分布データを作るのは1回と考えれば、力技で(等間隔の波数幅を与えて)計算するのが良いのではないか
- cut off について
- 今回は、半値幅を基準に cut off を決めたが、計算された吸収スペクトルにcut off で切られたデータの不連続が見られる
- 吸収線の強度によって広がりの幅は大きく違うので、吸収強度も考慮して cut off を決めた方が良いのではないか
- 半値幅を基準にするのではなく、吸収の強さが、例えば10^-26[cm]以下になるまで計算、という具合に決定してはどうか
- 関口さん、光田さんのD論では25[cm-1]まで計算するとしていたが、圧力が上がると100[cm-1]程度考慮しなければいけなくなる
- 計算の妥当性の検証
- 下記圧力温度範囲で、妥当性を検証
- 圧力範囲: 1 [Pa] 〜 10^8 [Pa]
- 温度範囲: 70 [K] 〜 3000 [K] (HITRANデータベースの温度範囲)
- 単位系について
- ToDo
- 波数分解能、cut off について検討
- 分子種を変えて計算できるように拡張
- 混合気体におけるk-分布法の計算についての確認
- 混合気体の吸収断面積は、足してから並べ替える(並べ替えてから足しても意味のない量となってしまう)
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2012/12/18, Since: 2012/12/18