[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、高橋康人、三上峻、大西将徳
- dennouスタイルでのプログラムのリライト
- 以下の3点をdennouスタイルに合わせる作業中
- 1. 変数の書き換え
- 2. コメントの書き方をそろえる(RDOC処理ができる形式)
- 3. データの入出力(gtoolを使ったnetCDF出力)
- 納多さんの同期回転惑星のGCMの計算結果を議論する材料として、同期回転惑星の条件で射出限界の計算を行う
- 計算条件(石渡さんより)
- 基本的に Nakajima et al. が用いた標準的なパラメータと同じ値
- g=9.8, kappa_v=0.01 m^2 Kg^{-1}, kappa_n=0.0, p_{n0}=10^5 Pa,
- ただし, 分子量, 比熱を変える.
- m_n = 28.964 \times 10^{-3} Kg mol^{-1}
- m_v = 18.01528 \times 10^{-3} Kg mol^{-1}
- c_{pn} = 1004.6 J Kg^{-1} K^{-1}
- c_{pv} = 1810.0 J Kg^{-1} K^{-1}
- 計算結果
- 地表面温度を250, 290, 300, 310, 330, 350, 400, 450, 500[K]で計算(450, 500[K]は計算中)
- 上向きフラックスの最大値は381[W/m2](地表面温度が300[K]で最大)
- 結果のグラフ(地表面温度に対する上向きフラックス)は /GFD_Dennou_Club/dc-arch/dcrtm/model/onishi/syncrot/ に格納(計算プログラムも)
- 追加計算など
- 今回の結果を受け、どのような計算が追加で必要かを石渡さんに確認
- 地表面温度300[K]付近の温度を細かく計算する、とか、湿度を80[%]で計算する、など
- 線吸収の計算
- 以前の計算(バンドの吸収を与えた計算)に比べ光学的厚さが大きく計算される問題があったが、定式化に誤りがあったことが判明。修正を行う。
- Fluxの計算
- 計算時間を短縮するために計算の仕方を変更したが(全層を逐一計算するコードから、ひとつ前の層のフラックスから計算するプログラムへ変更)、散乱の角度分布を計算する現在のアルゴリズム(AH)ではうまくいかない。そのため、係数(5/3)で近似したアルゴリズムで計算を試みる
- 惑星科学会の発表スライド
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2012/10/16, Since: 2012/10/16