[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、 高橋康人、三上峻、大西将徳
- Nakajima et al. 1992の再現
- 考え方
- 0. 対流圏は水蒸気が飽和(式10で不飽和、飽和は本質的でない)、成層圏は放射平衡
- 1. 湿潤断熱減率の式(式4)より、T(p)、x_v(p)を決定
- 2. 放射フラックスの式(式2,3)より、上向き、下向き放射を計算
- 3. 放射convergenceが正になるところが対流圏界面。圏界面でのTtp、p*が決定(成層圏の構造に合うように放射を再決定)
- 4. 成層圏での放射の式(式8)、光学的厚さの式(式9)より大気上端の放射を計算
- Eddington 近似について
- 1次元モデルで考えるために、放射の天頂角依存性を積分
- eの肩の係数が3/2より5/3の方が観測に近い(3/2の導出は倉本先生のHP「大気と星の構造学」参考)
- データの入出力
- gtool5を使ってNetCDFで出力
- 定数などはネームリストで与える
- 林先生から豊田先生に飛んでいた、IO設計のメールのその後を確認
- グリッド上の温度の与え方について
- 温度はグリッド上(層の境界)で与える(dcpam5では層の真ん中で温度を与えている)
- 放射計算をする場合、層の中も温度構造を与える方がよい。その場合、境界の温度から層の温度構造を与えるのが適当
- GCMへ温度を与えるときには平均を計算すればよい。平均値から層の温度構造を復元するのは難しい
- 放射の業界では境界で温度を与える方が主流
- 4/27(金) 10:30- (4/30が祝日のため)
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2012/04/23, Since: 2012/04/23