[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 最終目標
- 徳永: 大気循環モデルに組み込み可能な木星大気放射モデルの構築.
- 齊藤: 初期地球大気の温度構造計算ための大気放射モデルの構築.
- 当面の目標
- 徳永: Appleby and Hogan (1984) で用いられている計算方法を理解する.
- 齊藤: Nakajima et al (1992) の再計算ができるようになる.
- 徳永
- 齊藤
- Nakajima et al. (1992) の図を再現すべく計算中
- 図1: Nakajima et al (1992) に比べ, ピークの値が 15 W/m^2 ほど大きい.
- 成層圏の水蒸気量が Nakajima et al (1992) に比べ小さいため
- 圏界面を決めた後, 大気全領域の光学的厚さを与え直して温度分布を
再計算する必要がある.
- 図4a: 対流圏界面付近の温度分布に乱れがある. 計算上の圏界面の決め方に
問題がある
- 正味上向き放射の符号が変わった点を圏界面にしている. そのため
圏界面での正味上向き放射の符号は負. 正しい圏界面高度を重み付
き平均操作で求めるようにする.
- 図5a: Ts=250K, と Ts=300K の対流圏温度分布が同じ線にのっている,
対流圏界面に飛びがある.
- 徳永 (継続)
- Trafton (1967) の図1, 図2 を再現する
- A 係数の導出は Trafton (1966) を参照する
- B 係数の導出は Kiss and Welsh (1959) を参照する
- 同じ図を Borysow (2002) を使って再現する
- H-H2 大気の放射伝達計算ができるようになってから, その他の成分について
も考慮する.
- CH4 の吸収: Wallace et al. (1974)
- C2H6, C2H2: Cess and Chen (1975) (ローレンツ線形のパラメータ)
- 文献登録
- Kiss and Welsh (1959)
- Borysow (2002)
- 齊藤
- 計算方法を改善する: 以下の手順を追加
- 圏界面高度を決めた後, 全層の光学的厚さを再計算
- 再計算した光学的厚さを与えて, 圏界面高度を再度探す
- 以上の計算を, 温度分布がほとんど変わらなくなるまで繰り返す
- 卒論のまとめを仕上げる
- これまで作成した図も含め, 図は新規に作成しなおす
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2008/07/02, Since: 2008/07/02