DCL の出力を文書に取り込むために編集する方法
DCL の出力を TeX などの文章にはめ込むときに, 角, 背景, 余白を消して回転させるといった編集作業が必要な場合があります. 以下ではそのいくつかの方法をまとめます.
2 番目と 3 番目の方法はそれらの手順をお互い適当に混ぜてつかうことができるでしょう.
        $ pstoedit -f tgif dcl.ps hogehoge.obj
       
       あるいは
        $ pstoedit -f xfig dcl.ps hogehoge.fig
       
   ファイル形式の変換で画像の質が落ちる可能性があるのが難点.
          $ dclpsrmcm dcl.ps | dclpsrot | dclpsmargin > hogehoge.ps
	  
	   余白を多めに取りたかったら
          
          $ dclpsrmcm dcl.ps | dclpsrot | dclpsmargin -m 0.1 > hogehoge.ps
	  
	  文字を Postscript font に置き換えたい場合には dclpsfont が使えます. 
          
           $ dclpsrmcm dcl.ps | dclpsrot | dclpsfont | dclpsmargin -m 0.1 > hogehoge.ps
	  
    
           \includegraphics[bb=10 10 100 100, angle=270, clip]{dcl.ps}
	   
	   bb で切り取る範囲を指定, angle で回転を設定. 
	   
           \includegraphics*[llx,lly][urx,ury]{psfile}
	   
	   90度回転させたい場合には
	   
           \rotatebox{-90}{\includegraphics*[llx,lly][urx,ury]{dcl.ps}}
	   
	   
\Depsf コマンドで取り込む際に, graphicx パッケージのオプションを指定することができます. \Depsf コマンドの書式は
           \Depsf[width][height][key_val_list]{filename}
	   
	   となっています. 第 3 番目のオプショナルな引数に graphicx の
	   指定をいれることができます. 
	   具体的には以下のようになります.
           \Depsf[][][bb=10 10 100 100, angle=270]{dcl.ps}
	   
	   また, グローバルに \Depsf で利用したいオプションは
	   \Depsfsetkeys[clip]
	   といった具合に指定できます.
      切り取る範囲は gv などのポストスクリプトビューアで 位置を読み取ることでわかります.
