次のプログラム UXYZ2 は対数座標軸の例です. 対数座標軸の描画は ULPACK が担当しています.
program axis03
  use dcl
    call DclOpenGraphics()
    call DclNewFrame
    call DclSetWindow( 1.0e0, 1.0e5, 1.0e3, 1.0e0 )
    call DclSetViewPort( 0.2, 0.8, 0.2, 0.8 )
    call DclSetTransNumber( DCL_LOG_LOG )
    call DclSetTransFunction
    call DclDrawAxisLog( 'bt', 1, 9 )
    call DclDrawTitle( 'b', '[x]', 1.0 )
    call DclDrawAxisLog( 'lr', 3, 9 )
    call DclDrawTitle( 'l', '[y]', 1.0 )
    call DclDrawTitle( 't', 'Log Axis', 0.0, 2 )
    call DclCloseGraphics
end program
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![]()  | 
対数座標軸を描くには, まず GRSTRN ルーチンによって対数変換をあら
わす変換関数番号を設定します.  変換関数番号についてはすでに第
4.1.3節で説明しましたが, 1: 直角一様座標(線形座標), 2: 
片対数(y軸)座標, 3: 片対数(x軸)座標, 4: 両対数座標です.
対数座標軸を描くサブルーチンは ULXLOG, ULYLOGです. ここで
も, 最初の引数で座標軸を描く場所を指定します.  2番めの引数は, 1桁の範
囲に描くラベルの数であり, x軸については1となっていて, 10nのところ
にのみラベルが描かれます. また, y軸については3となっていて, 10n以
外にも
,
にラベルが描かれてます. この引数
が2ならば, 10nと
にラベルが描かれます. 最後の引数は,
1桁の範囲に描く目盛りの数です. ここでは1から9まですべての目盛を打つよ
うに, 9を指定しています. 8以下の場合には, 目盛間隔の狭いところから省か
れます.