FreeBSD, NetBSD, BSD/OS などのBSD系の OS に付属の make では Makefile の include の文法が異なることがあるため, make が実行 できない可能性があります. その場合は GNU make (gmake)を使って みて下さい.
make distclean
してから再ビルドしたものをインストールすると, 実行時にエラーがでます.
例えば demo/rakuraku/
ディレクトリにあるプログラム
color1.c をコンパイル及び実行すると次のようなエラーメッセージが
でるかもしれません.
% cd demo/rakuraku/color/ % cdclcc color1.c % ./a.out WORKSTATION ID (I) ? ; 1:X, 2:PS, 3:Tek, 4:Gtk ; 1 *** MESSAGE (SWDOPN) *** GRPH1 : STARTED / IWS = -1. ***** ERROR (SWCMLL) *** COLORMAP LIST DOES NOT EXIST. IOT Trap Abortedこれは最初の
configure
実行時に指定した prefix ディレクト
リの値 (指定しなければ /usr/local
) と, make
distclean
後の configure
実行時に指定した prefix ディレ
クトリの値が異なる場合に生じます. make distclean
後に
% rm src/math1/syslib/glcqnp.c % rm src/math1/syslib/gliqnp.c % rm src/math1/syslib/glrqnp.cを行ってから
configure
を実行すると, prefix ディレクト
リの値が反映されます.
因みにこの問題は2004年12月2日版より解決しております.
f2csrc/sle.c
のコンパイル中に
conflicting types for 'malloc'とエラーメッセージが出てビルドに失敗します. これは gcc-3.4.2 以降から型チェックが厳しくなったからのようです.
f2csrc/sle.c
の extern char *malloc()
という
記述を extern void *malloc()
に変更することで対処でき
ます.
この問題は dcl-5.3-C-20050523.tar.gz 以降で解決済みです.
もし止まっている個所が
checking for C-equivalent to Fortran routine "SUB"... nm: conftest.o: File truncatedであれば,
nm
コマンドがシステムで用意されている
/usr/bin/nm
ではなく別のものが用いられている可能性が
あります (例えば GNU binutils に含まれている nm
). 何故後
者が使えないのかわかりませんが, 前者が使われるようにPATH の設
定を適切に行って下さい.