☆ X のバージョンを 4 に ☆ VMware のゲスト OS として Linux を使い, その上で X windows system を稼働させる場合, VMware 付属の vmware-toolbox でインストールするのが楽だが, それだと XFree86 の version 3 がインストールされる. それを Ver 4 にしようと言うのが以下の主旨である. なお, 以下のドキュメントを参照した ・ Linux仮想マシン内でのXFree86 4.xの利用 http://www.vmware.com/jp/support/reference/common/guest_linux_xf864.html ・ XFree86 4.0 SVGA ドライバ (LinuxゲストOS向け) http://www.vmware.com/jp/download/downloadxserver.html ・ VMware Workstation 3.x ダウンロードページ http://www.networld.co.jp/products/vmware/download/ws32.htm ■ XFree の ver 4 をインストールする 以下のパッケージのバージョンを 4 にアップデートする ・ xserver-common ・ xserver-xfree8 ・ xfree86-common それに付随する以下のパッケージもインストール ・ mdetect ・ read-edid 以下はインストール中の質問 l------------ Configuring Xserver-xfree86 ----------------------- | X サーバは X Window System のハードウェアインタフェースです。 | その役割 は、選択されたグラフィカルユーザインタフェース (GUI) | の土台を提供しながら、ビデオディスプレイおよび入力デバイスと | 通信することです。 | | いろいろな X サーバを利用できます。デフォルトは /etc/X11/X | シンボリッ クリンクによって選択されます。いくつかの X サーバは | あなたの使っているグラフィックハードウェアでは動作しないでしょう。 | | 利用したいデフォルト X サーバを選択します。 | | xserver-xfree86 | xserver-svga | xserver-vga16 | | +------------------------------------------------------------------ -> xserver-xfree86 を選択 l--------------qu Configuring Xserver-xfree86 t-------------------- | | シンボリックリンク /etc/X11/X がすでに存在します。これは | デフォルトの X サーバがすでに選択されていることを意味します。 | デフォルト X サーバを x 選択するよう debconf に尋ねられる | でしょうが、どのような変更もこのシン ボリックリンクが変更され | ない限り効果がありません。もしシンボリックリンクを置き換えること | を選んだ場合には、デフォルト X サーバの変更は次回 X サーバを | 起動させたときに有効になります。 | | デフォルト X サーバへのシンボリックリンクを置き換えますか? | | | m------------------------------------------------------------------- -> Yes ※ そもそも /etc/X11/X は /etc/X11/X.vm へのシンボリックリンクで, /etc/X11/X.vm は /usr/X11R6/bin/XF86_VMware への シンボリックリンクなので, 置き換えてしまう. l----------------u Configuring Xserver-xfree86 t----------------- | | /etc/X11/XF86Config-4 ファイルは、XFree86 バージョン 4.x | サーバの設定 情報を含んでいるファイルです。これは、 | debconf で自動的に設定することもできますし、あなたが手動で | 設定することもできます。 | | 設定ファイルの中で、特定のマークをつけた部分だけが debconf | の操作の対 象になることに注意してください。そのマークがない場合、 | そのファイルを手動で設定するか、移動するか削除する必要があります | | XFree86 4.x サーバの設定ファイルを debconf で管理しますか? | | | m------------------------------------------------------------------- -> Yes l-----------------u Configuring Xserver-xfree86 t---------------- | | X Window System のグラフィカルユーザインタフェースを正しく | 動作させる ためには、X サーバのビデオカードドライバを | 選択する必要があります。 | | ドライバは通常、ビデオカードやチップセットの製造元や、 | 特定のモデルや チップセットのファミリの名前がつけられています。 | | 利用したい X サーバドライバを選択します。 | : +------------------------------------------------------------------ -> vmware (有効なのか半信半疑だが...) l-----------------u Configuring Xserver-xfree86 t----------------- | X サーバがキーボードを正しく扱うために、XKB ルールセットを | 選ぶ必要が あります。 | | ほとんどのキーボードの場合、「xfree86」と入力すればいいです。 | Sun タイ プ 4 やタイプ 5 キーボードの場合、「sun」と入力して下さい。 | | 熟練ユーザは、好きな定義された XKB ルールセットを選ぶことができます | 利用可能なルールセット名を知るには、 /etc/X11/xkb/rules ディレクトリ | を見て下さい。 | | どう答えていいか分からないときは、「xfree86」と入力して下さい。 | | XKB ルールセットを選んで下さい。 | | xfree86_____________________________________________________________ | | +------------------------------------------------------------------ -> xfree86 l--------------u Configuring Xserver-xfree86 t------------- | | X サーバがキーボードを正しく扱うために、キーボードモデルを | 入力する必 要があります。利用可能なモデルは XKB ルールセット | に依存します。 | : | : | 熟練ユーザは、選んだ XKB ルールセットによって定義された、 | 好きなモデル を選ぶことができます。/etc/X11/xkb/rules | ディレクトリに、利用できるルールセットがあります。 | | 米国の英語キーボードのユーザは通常「pc104」と入力します。 | 日本の JIS キーボードのユーザは通常「jp106」と入力します。 | | キーボードモデルを選んで下さい。 | | jp106_______________________________________________________ | | +-------------------------------------------------------------------- -> jp106 +------------------- Configuring Xserver-xfree86 t----------- | | X サーバがキーボードを正しく扱うために、キーボードレイアウト | を入力す る必要があります。利用できるレイアウトは、 | 選択した XKB ルールセットとキーボードモデルに依存します。 | | 熟練したユーザは、XKB ルールセットにおってサポートされる | 好きなレイア ウトを選択できます。/etc/X11/xkb/rules に | 利用可能なルールセット一覧が、そして/etc/X11/xkb/symbols | に利用可能なレイアウト一覧があります。 | | 米国の英語キーボードのユーザは「us」と入力します。 | 日本の JIS キーボ ードのユーザは「jp」と入力します。 | 他国のキーボードは、ISO 3166 国コードで入力して下さい。 | 例えばフランスは「fr」、ドイツは「de」です。 | | キーボードレイアウトを選んで下さい。 | | us__________________________________________________________ | | ------------------------------------------------------------------ -> jp l--------------u Configuring Xserver-xfree86 t------------------ | | X サーバがキーボードを正しく扱うために、キーボードバリアント | (変種) を入力しなければならない場合があります。利用できる | バリアントの種類は、いままで選択してきた XKB ルールセット・ | モデル・レイアウトに依存します。 | | 多くのキーボードレイアウトが、文字幅を持たないアクセント | 記号などの "dead" キーを文字幅を持つ通常の文字として扱う | オプションをサポートしています。もしこの動作が好ましいなら、 | 「nodeadkeys」と入力して下さい。 | | 熟練ユーザは、選択した XKB レイアウトによってサポートされる | 好きなバリ アントを選択できます。/etc/X11/xkb/symbols | ディレクトリ中の、選択したレイアウトに相当するファイルを見ると、 | 利用可能なバリアントがあります。 | | 米国の英語キーボードのユーザは、一般的に空欄にしておくべきです。 | | キーボードバリアントを入力して下さい。 | | _________________________________________________________________ | | | m------------------------------------------------------------------ -> <空白のまま> l------------------u Configuring Xserver-xfree86 t---------------- | | X サーバがキーボードを正しく扱うために、キーボードオプションを | 入力し なければならない場合があります。利用可能なオプションは、 | 以前に入力した XKB ルールセットに依存します。全てのオプションが | 全てのモデルやレイ アウトで利用できるとは限りません。 | | 例えば、Caps Lock キーが Control キーとして働いてほしい場合、 | 「ctrl:nocaps」と入力します。Caps Lock と左 Control を交換したい場 | 合、「ctrl:swapcaps」と入力します。 | | 熟練ユーザは、選択した XKB モデル・レイアウト・バリアントで | 使える好き なオプションを指定できます。/etc/X11/xkb/symbols | ディレクトリにオプションを定義したファイルがあります。 | それらのファイルには不完全なキーボ ード変換が定義してあります。 | (例えば、/etc/X11/xkb/xkb/symbols/ctrl)。 x | | どのオプションを使っていいか分からなければ、空欄のままにして下さい。 | | キーボードオプションを入力して下さい。 | | ___________________________________________________________________ | | | |-------------------------------------------------------------------- -> <空白のまま> l----------------qu Configuring Xserver-xfree86 t---------------- | | X Window System のグラフィカルユーザインタフェースを正しく | 動作させる ためには、あなたのマウス (あるいはトラックボール | のようなその他のポインティングデバイス) の正しい特性を | 知ることが必要です。 | | : | | あなたのマウスポートを選択して下さい。 | | /dev/psaux | /dev/ttyS0 | : | | | m-------------------------------------------------------------------- -> /dev/psaux (※ 本当は VMware のゲスト OS が適するのは /dev/mouse なのだが, 一覧に無いので後で手で書き換える) l----------------u Configuring Xserver-xfree86 t--------------k | | | | | あなたのマウスに最適の説明があるエントリを選択して下さい。 | | | | PS/2 | | ImPS/2 | | GlidePointPS/2 | | NetMousePS/2 | | NetScrollPS/2 | | ThinkingMousePS/2 | | MouseManPlusPS/2 | | ExplorerPS/2 | | | | | | | m-------------------------------------------------------------- -> ImPS/2 l------------u Configuring Xserver-xfree86 t-------------------- | | もしあなたのモニタが液晶ディスプレイ (ほとんどすべてのラップ | トップで はそう) ならば、このオプションを設定すべきです。 | | 伝統的なブラウン管 (CRT) モニタのユーザは、このオプションを | 設定すべき ではありません。 | | あなたのモニタは LCD デバイスですか? | | | m---------------------------------------------------------------- -> Yes l----------------u Configuring Xserver-xfree86 t----------------q | X Window System のグラフィカルユーザインタフェースを正しく動作 | させる ためには、あなたのモニタの正しい特性を知ることが必要です。 | | オプション「simple」では、あなたはモニタの物理サイズを知って | いるだけ で済みます。これはサイズに一致する典型的な CRT | で適切ないくつかの設定値を設定しますが、ハイクオリティな | CRT では最適値ではないでしょう (こ のオプションは LCD パネル | のユーザには無効です。LCD では特別な解像度が設定されます)。 | | オプション「medium」では、あなたに「800x600 @85Hz」のような | 解像度とリ フレッシュレートの一覧が示されます。あなたは | 使いたいと思う (かつあなたのモニタが受容可能であるとわかって | いる) 最適のモードを選べます。 | | オプション「advanced」では、あなたのモニタの水平同期と | 垂直リフレッシュ 耐性を直接指定します。 | | あなたのモニタの特性を選ぶ方法を選択して下さい。 | | Advanced | Medium | | | m----------------------------------------------------------------- -> Medium (どうせ後で再設定) -> 1024x768 @ 75Hz (てきと〜) l-------------- Configuring Xserver-xfree86 ----------------------- | | もし (ハードウェアが許す場合でも) X サーバでは使いたくないような | 解像 度がある場合は、次のリストからそれらを除去します。全部削除 | しようとすると全然削除しないのと実質的に同じことになってしまいます。 | これらの両 方のいずれでも、X サーバは最も高い解像度を利用しよう | とするからです。 | | X サーバで利用したいビデオモードを選択して下さい。 | | [ ] 1920x1440 | [ ] 1856x1392 | [ ] 1792x1344 | [ ] 1600x1200 | [ ] 1280x1024 | [ ] 1280x960 | [ ] 1152x864 | [*] 1024x768 | [*] 800x600 | [*] 640x480 | | | m------------------------------------------------------------------------q -> 1024x768, 800x600, 640x480 l------------------- Configuring Xserver-xfree86 t----------------------- | | 通常 24 ビットカラーを使いたいでしょうが、フレームバッファメモリの | 量 に制限のあるグラフィックカードでは、解像度を高くすると色深度は小さく | なってしまいます (逆も同じ)。また、いくつかのカードはハードウェア | 3D アクセラレーションを一定の色深度でのみサポートしています。あなたのビ | デオカードのマニュアルで詳しい情報を調べて下さい。 | | (よく言われる「32 ビットカラー」は実は 24 ビットの色情報と 8 ビットの | アルファチャネル (または単純な 0 埋め) です。X Window System は両方と | も操作できます。もしどちらかを望むのであれば、24 ビットを選択して | 下さ い。) | | 使いたいデフォルトの色深度のビットを選択して下さい。 | | 24 | 1 | 4 | 8 | 16 | | | m------------------------------------------------------------------------ -> 15 (これじゃないとダメらしい) l---------------- Configuring Xserver-xfree86 t------------------------ | | もしコンピュータにマウスがつながっていれば、それの自動検出を試みるこ | とができます。検出作業中にマウスを動かすと、マウスの自動検出を助けま | す (gpm は走らせないで下さい)。PS/2 や バス/inport マウスを接続すると | きは、システムをシャットダウンして、コンピュータの電源を切り、マウス | を接続し、コンピュータの電源を入れ、リブートして下さい。マウスの種類 | を手動で入力したい場合、ここで No と答えて下さい。 | | ここで Yes と答えたけれども自動検出に失敗した場合、この質問が再び出て | きます。マウスの自動検出は何度でも好きなだけ試みることができます。自 | 動検出が成功したら、マウスに関する debconf の質問が自動的に回答 | されま す。 | | マウスの自動認識を試みますか? | | | m------------------------------------------------------------------------ -> Yes (自動認識成功) l------------qqu Configuring Xserver-xfree86 t------------------------- | | 多くのモニタ (LCD を含む) とビデオカードは、通信しあって、モニタの特 | 性情報をコンピュータに通知することができます。もしモニタとビデオカー | ドがこのプロトコルの同じ方言をしゃべる場合、モニタに関する debconf の | 質問が自動的に回答されます。 | | NVidia ビデオカードを使っている場合、このビデオカードの DDC プロトコ ル | サポートは出来が悪くてシステムロックアップの原因となりえるので、自 | 動検出は使わないほうがいいです。 | | 自動検出に失敗すれば、モニタに関する情報があなたに質問されます。 | | モニタの自動認識を試みますか? | | | m---------------------------------------------------------------------- -> Yes (自動認識成功) ・ マウスの設定 - /etc/X11/XF86Config-4 の InputDevice セクションの Device の部分を以下のように変更 (複数ある場合があるので注意) Option "Device" "/dev/mouse" ・ フォントサーバの設定 - 以前のように TrueType フォントが使いたかったので, /etc/X11/XF86Config-4 の Files セクションの全てをコメント アウトし, 以下を追記 RgbPath "/usr/X11R6/lib/X11/rgb" FontPath "unix/:7110" ・ ここで, 以下のドキュメントに従って, 作業する. http://www.vmware.com/jp/support/reference/common/guest_linux_xf864.html - http://www.vmware.com/software/vmware_drv.o から vmware_dri.o を ダウンロード - vmware_dri.o を以下のディレクトリに移動 (その前に古いやつをバックアップ) # cd /usr/X11R6/lib/modules/drivers/ # mv vmware_dri.o vmware_dri_2004-04-10.o # cp ~/vmware_drv.o /usr/X11R6/lib/modules/drivers/vmware_drv.o - /etc/X11/XF86Config-4 を編集. まずは次のようなDevice の セクションを追加. Section "Device" Identifier "VMware SVGA" Driver "vmware" BusID "PCI:0:15:0" EndSection さらに、Screen のセクションで次のように指定. Device "VMware SVGA" ・ startx -->> 起動!!! (今まで同様に起動した) ^^^^<- 現状ではアンチエイリアスも効かないし… ・ X のバージョンは以下のコマンドで知ることができる. $ X -version おまけだが $ xdpyinfo とすると, X ユーティリティの情報を得ることができる.