☆ スワップパーティションの作り方 ☆ 以下は, 既に構築済のマシンに swap 領域を作成するための 手順である. なお, 以下の方法は 2 つとも自分では動作確認していないので注意!! ■ お手軽スワップ 実は debian には swapd という動的にスワップファイルを生成してくれる スワップデーモンがパッケージ化されている. よって, # apt-get install swapd とするだけで (多分) スワップパーティションとスワップファイルを 作るのと同様な動作をしてくれる. (ただ, お手軽な分, こちらの方がまともなスワップパーティションに比べて 動作が遅いらしい). 詳しい情報は以下を参照のこと. http://packages.debian.org/stable/admin/swapd.ja.html ■ ちゃんとスワップ スワップパーティションを作成するコマンドとして mkswap がある. このコマンドを使う前に, まずスワップ用のファイルを 以下のコマンドで作成する. # dd if=/dev/zero of=swapfile bs=1024 count=524288 count はスワップパーティションのサイズで各ユーザ毎に 必要なサイズを設定する. この例では 512 MB . そして以下のコマンドでスワップパーティションを作成する. 最後の数字は上記の count の値と同じにすること. (間違えるとディスクを壊す危険性があるので注意). # mkswap swapfile 524288 そして, スワッピングを有効にするため以下のようにコマンドする. # sync # swapon swapfile これでスワップパーティションが確保され, スワップの動作が 開始されるはず (たぶん). なお, 起動時にスワッピングを実行させるには /etc/fstab に以下のように記述せよ. /swapfile /swapfile swap sw 0 0 これでおそらく, 構築時にスワップパーティションを作成したのと 同様な動作がなされるはず. なお, ここで登場したコマンドやファイルについては man で mkswap, swapon, dd, sync, fstab を見てみること. また, 以下にはそれが HTML 化されたものもある. http://www.linux.or.jp/JM/html/util-linux/man8/mkswap.8.html http://www.linux.or.jp/JM/html/util-linux/man8/swapon.8.html http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man2/swapon.2.html http://www.linux.or.jp/JM/html/gnumaniak/man1/dd.1.html http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man8/sync.8.html http://www.linux.or.jp/JM/html/util-linux/man5/fstab.5.html