2nd DNS 機の RAID コントローラ認識  
最終更新日 : 2003/03/08(北守太一)  <<  作成日 : 2003/03/08(北守太一)

2nd DNS 機 (blue) インストール時、RAID コントローラが認識されていない ため HDD も認識されない. このままでは OS のインストールが行えない. そこで Adaptec RAID CONTOROLLER S2005 に接続された HDD を認識できるようにする.

この RAID コントローラを認識するためには CONFIG_SCSI_DPT_I2O がサポートされている必要がある. kernel-source-2.4.18 でこのモジュールを作成することができる.

モジュールフロッピーディスクの作成

モジュールを読み込ませるためのフロッピーディスクを作成する. この作業は kernel-source-2.4.18 のあるコンピュータで行う.

※ 注意

カーネルソースのあるディレクトリへ移動する。

# cd /usr/src/linux

カーネルの設定をする.

# make menuconfig
(# make xconfig でもよい)

scsi support -> low level device -> CONFIG_SCSI_DPT_I2O をモジュール化 (m をつける). 設定を保存して終了する.

設定が終了したらモジュールを作成.

# make dep
# make modules

作成したモジュールは /usr/src/linux/drivers/scsi/dpt_i2o.o である.

これをフロッピーディスクのに保存する. フロッピーディスクのモジュールを読み込ませるにはそのモジュールをフロッピーディスクの /boot/ ディレクトリに置く必要がある. そのためフロッピーディスクに boot というディレクトリを作成して, そのしたにモジュールをコピーする.

# mount /dev/fd0/ /mnt
# mkdir /mnt/boot
# cp drivers/scsi/dpt_i2o.o /mnt/boot
# umount /mnt

これでモジュールを組み込んだフロッピーディスクができる.

モジュールのプリロード

作成したフロッピーディスクから HDD 認識に必要なモジュールをプリロードする.

2nd DNS でのインストールに用いるカーネルに bf24 を選択する. キーボードの設定まで済ませる.

ここでハードディスクが認識できないと言われる. 「必要なモジュールをプリロードする」を選択する

(インストールメディアにフロッピーを使っている時は rescue ディスクをぬいて) モジュールを作成したディスクをいれる. dpt_i2o.o を選択する(それしかないはずであるが)

これで HDD が認識されパーティションを切ることができるようになる.


作成日 : 2003/03/08 (北守太一) Copyright © 2003 EPnetFan