X window System の導入・設定   ▲ Indexヘ
最終更新日 : 2003/03/12(北守太一)  <<  作成日 : 2003/02/07(森川靖大)

本ドキュメントは DNS サーバに X Window System を導入・設定する際の手引である.


  1. Primary DNS サーバ
  2. Secondary DNS サーバ
  3. 予備 DNS サーバ

1. Primary DNS サーバ

以下のパッケージをインストールする. なお, 以下は必要最低限なので管理者の好みに合わせて 使いやすいように設定して欲しい.

[1.1] インストールするパッケージリスト

パッケージ 解説
xserver-svga X サーバとして SVGA を用いるためのパッケージ. これに付随して多くの X 関係のパッケージがインストールはずである.
xfonts-100dpi, xfonts-75dpi, xfonts-base, xfonts-scalable X 上で表示されるフォントを提供するパッケージ
wmaker Window Manager の一つ. これは完全に現管理者の好みなので, afterstep や twm など 管理者の自由に選んで欲しい.
xterm, kterm, krxvt X 上で動作するターミナル. xterm は 1 bite 文字のみ表示可能で, kterm, krxvt は 2 bite 文字 (日本語) を表示可能である.

[1.2] 設定

[1.2.1] 確認

パッケージ xserver-svga を インストールした際に, 「デフォルトの X サーバを SVGA にしますか?」 という質問に Yes と答えているならば 以下の作業を行う. そうでない場合は, 一度 xserver-svga をアンインストールした後, 再度インストールし, SVGA を デフォルトの X サーバにすること.

[1.2.2] xf86cfg による設定

DNS サーバの場合, ビデオカードが特殊なので, 本来の X 設定ツールである xf86cfg や xf86config ではビデオカードを認識できないかのうせいがある. そこで xf86cfg (xf86config でも良いが) で大まかな XF86Config ファイルを生成し, 手書きでビデオカードに関する記述を加える.

以下で xf86cfg を起動する.

# xf86cfg [Enter]

以下のように設定を行う. (以下はまだ完成していない).

[1.2.3] /etc/X11/XF86config の書き換え

/etc/X11/XF86config に以下の記述を加え, 対応する部分をコメントアウトする.

Section "Keyboard"
        Protocol        "Standard"
        XkbRules        "xfree86"
        XkbModel        "jp106"
        XkbLayout       "jp"

Section "Device"
        Identifier "Chips & Technologies 69000 PCI"
        VendorName "Chips & Technologies"
        BoardName "69000 PCI"
        VideoRam 2048
        Clocks 25.175 28.322
        Option "hw_cursor"  # a function of CT69000
        Option "no_stretch"
        Option "lcd_center" # This line is Important.
EndSection

Section "Screen"
        Driver "svga"
        Device "Chips & Technologies 69000 PCI"
        Monitor "My Monitor"
        DefaultColorDepth 16

        Subsection "Display"
            Depth       8
            Modes  "800x600"
            ViewPort 0 0
        EndSubsection

        Subsection "Display"
            Depth       16
            Modes  "800x600"
            ViewPort 0 0
        EndSubsection

        Subsection "Display"
            Depth       24
            Modes  "800x600"
            ViewPort 0 0
        EndSubsection

        Subsection "Display"
            Depth       32
            Modes  "800x600"
            ViewPort 0 0
        EndSubsection

EndSection

※ 参考資料


[1.3] 動作確認

最後に, 設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する. (※ 一般ユーザでおこなうこと!!)

# startx [Enter]

これで X が起動すれば良い.


2. Secondary DNS サーバ

以下のパッケージをインストールする. なお, 以下は必要最低限なので管理者の好みに合わせて 使いやすいように設定して欲しい.

[2.1] インストールするパッケージリスト

パッケージ 解説
x-window-system-core X window system を作動させるのに必要なパッケージ.
xserver-mach64 X サーバとして ATI RAGE XL を用いるためのパッケージ. これに付随して多くの X 関係のパッケージがインストールはずである.
xfonts-100dpi, xfonts-75dpi, xfonts-base, xfonts-scalable X 上で表示されるフォントを提供するパッケージ
xterm, kterm, krxvt X 上で動作するターミナル. xterm は 1 bite 文字のみ表示可能で, kterm, krxvt は 2 bite 文字 (日本語) を表示可能である.

[2.2] 設定

debconf で X の設定を行う. X の設定を行うには, debconf と XF86config の 2 通りがある. XF86config はそれだけではうまく行かないことが多いので, debconf から X の設定を行う.

パッケージをインストールすると 「Manage X server wrapper configuretion file with debconf?」 と聞かれるので「Yes」を選択する. さらに, 「Manage XFree86 server cnfiguretion file with debconf?」 と聞かれるので「Yes」を選択する.

この後, X の設定に関していくつか質問される. 質問に対する応答は以下の通りである.


[2.3] 動作確認

最後に, 設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する. (※ 一般ユーザでおこなうこと!!)

# startx [Enter]

これで X が起動すれば良い.


3. 予備 DNS サーバ

Primary DNS サーバと同様

▲ Indexヘ     作成日:2003/02/07(森川靖大)