2.1 概要

任意の長さのデータについて高速フーリエ変換をおこなう メソッド(元サブルーチン)パッケージ. NCARの数値計算ライブラリより移植した.



メソッド(元サブルーチン)の説明の中の「定義」の節では, 入出力パラメータの数学的解説に関して次のような表記法をとる: 処理する配列x (長さn)の第i 番目(i =1,...,N) の 配列要素について, 入力時の値をxi (小文字), 出力時の値をXi (大文字)と書く.



以下の7つのメソッド(元サブルーチン)群の中で初期化をおこなうメソッド(元サブルーチン) (メソッド(元サブルーチン)名がiで終わる)は, そのメソッド(元サブルーチン)群に属する 変換ルーチンを用いる際, かならず最初に1回呼ばなければならない. ただしそれ以後は, 異なるデータ数を指定するときに限って 初期化ルーチンを呼べばよい. なお, 初期化ルーチンが用いる作業領域は, 同じメソッド(元サブルーチン)群に 属する変換ルーチンを用いている間変更してはならない. (この作業領域には, 因数と三角メソッド(元関数)表が格納されている).