5.1 概要

UCPACK は日付を目盛とする座標軸をプロットするためのメソッド(元サブルーチン) パッケージである.



このパッケージは直交座標軸をプロットするメソッド(元サブルーチン)パッケージ UXPACK/UYPACK/UZPACK (第3章参照)に もとづいて書かれている.



作画しようとする座標軸については, 日数を単位として正規化変換が設定してなければならない. また座標軸の作画は, ユーザー座標系(UC)において0に相当する位置から おこなわれる. したがって, たとえば1月1日から1月31日まで31日分を ビューポートいっぱいに割り当てたいときは, ウインドウの両端値を(0, 30)と指定する.



以下でメソッド(元サブルーチン)に共通してあらわれる引数 cside, jd0, ndについて説明する.

cside - 場所を指定する文字型の引数. X軸に関しては'B'ottom, 'T'op, 'U'serが指定できる. Y軸に関しては'L'eft, 'R'ight, 'U'serが指定できる. 詳しくは3.2節を参照のこと.
jd0 - UCで0に相当する場所の日付. 上5桁以上が年, 3,4桁が月, 1,2桁が日の1整数で日付をあらわす. たとえば1990年9月1日は19900901と表現する.
nd - jd0を0日目として作画する日数. たとえば1990年9月1日から1990年9月30日まで30日分を描きたいとすると jd0を19900901としてndを29とすればよい.