use gtool_devicetype(GT_DEVICE):: dev integer:: ws_id logical:: fail
call Open(dev, [ws_id=ws_id], [fail=fail]) call Close(dev)
gtool_device モジュールは描画の開始と終了をデバイスの開閉にたとえた操作法を提供します。
描画を開始する前には GT_DEVICE 構造体に Open サブルーチンを用いて適切な値を設定しなければなりません。 GT_DEVICE 構造体は描画手続の引数として用いられます。 引数 ws_id は dcl の DclOpenGraphics サブルーチンに渡されます。 省略時には 1 が想定されます。 ws_id の値には下表のような意味があります。
ws_id UNIX MS-Windows 1 X11 Win32 ウィンドウ 2 PostScript LIPS3 プリンタ直接出力 3 Tektronix 4014 PostScript
描画を終了したら Close サブルーチンを呼び出さなければなりません。 ws_id の数値によっては Close の呼び出しによってプログラムが停止することがあります。 たとえばユーザがウィンドウを閉じるのを待っている場合がこれにあたります。
同時に複数のデバイスに描画できないので、 Close をはさまずに連続する Open の呼び出しはエラーになります。 エラー発生時には fail 引数が与えられていれば真に確定します。 引数 fail が省略されていればプログラムは終了します。