Ekman 螺旋



「風に吹き飛ばされる」といえば, 吹き飛んで行く方向は, 普通`風下'である. 風上に飛ばされたり, 風と直交する方向に飛ばされることを想像する人は あまりいない. ところが, 広い海で風が海水を「吹き飛ばす」とき, 地球の自転のいたずらで, そんなことが現実に起こり得る.

この実験は, 実験室の回転台の上に小さな海を作り, その上に風を吹かせて, 水の流れを観察しようというものである. このときの流速分布が深さ方向に螺旋状になることが, 1905年に Ekman によって導かれたことに因んで, この螺旋状の流速分布のことを 「Ekman 螺旋」と呼ぶ.


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