CHKLIB : 文字種類の判別

概要

• 空白 : ブランク（以下ではであらわす）.
• 通貨記号 : 処理系に依存するがたとえば （以下の説明ではを用いる）.
• 特殊文字 : 次の13文字からなる． , ', (, ), *, +, ,, -, ., /, :, =, .
• 英字 : 次の26文字からなる． A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L, M, N, O, P, Q, R, S, T, U, V, W, X, Y, Z.
• 数字 : 次の10文字からなる． 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9.
• 英数字 : 英字・数字からなる．
• FORTRAN文字 : 英字・数字・特殊文字からなる．

関数のリスト

                                                                       
  LCHRB(C)          空白かどうかを判別する．                           
                                                                       
  LCHRC(C)          通貨記号かどうかを判別する．                       
                                                                       
  LCHRS(C)          特殊文字かどうかを判別する．                       
                                                                       
  LCHRL(C)          英字かどうかを判別する．                           
                                                                       
  LCHRD(C)          数字かどうかを判別する．                           
                                                                       
  LCHRA(C)          英数字かどうかを判別する．                         
                                                                       
  LCHRF(C)          FORTRAN文字かどうかを判別する．                    
                                                                       
  LCHR(CHAR,CREF)   CHARがCREFで指定した文字種かどうかを 判別する．    
                    CHARとCREFの長さは等しくなければならない．         
                    CREFで指定できるのは 'B' : 空白，'C' :             
                    通貨記号， 'S' : 特殊文字, 'L' : 英字, 'D' :       
                    数字, 'A' : 英数字, 'F' : FORTRAN                  
                    文字を組み合わせたものである．                     
                                                                       

関数の説明

LCHRB/LCHRC/LCHRS/LCHRL/LCHRD/LCHRA/LCHRF

1. 機能

   文字の種類を判別する．

2. 呼び出し方法

   LCHRB(C)
   LCHRC(C)
   LCHRS(C)
   LCHRL(C)
   LCHRD(C)
   LCHRA(C)
   LCHRF(C)

3. パラメーターの説明

                                                                           
     C       (C*1)   文字種類を調べる長さ1の文字型の引数．                 
                                                                           
     LCHRB   (L)     C が空白なら .TRUE.,                                  
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRC   (L)     C が通貨記号なら .TRUE.,                              
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRS   (L)     C が特殊文字なら .TRUE.,                              
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRL   (L)     C が英字なら .TRUE.,                                  
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRD   (L)     C が数字なら .TRUE.,                                  
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRA   (L)     C が英数字なら .TRUE.,                                
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
     LCHRF   (L)     C がFORTRAN文字なら .TRUE.,                           
                     そうでなければ.FALSE.を返す論理型関数値．             
                                                                           
   

4. 備考
   1. なし

LCHR

1. 機能

   文字列の種類を判別する． 調べる文字列の種類は，テンプレートとして別の文字列で与える．

2. 呼び出し方法

   LCHR(CHAR,CREF)

3. パラメーターの説明

                                                                           
     CHAR   (C*(*))   文字種類を調べる文字列．                             
                                                                           
     CREF   (C*(*))   文字列の種類を与えるテンプレート文字列． 'B' :       
                      空白，'C' : 通貨記号， 'S' : 特殊文字, 'L' : 英字,   
                      'D' : 数字, 'A' : 英数字, 'F' : FORTRAN 文字を       
                      組み合わせたもので表現する．                         
                                                                           
     LCHR   (L)       CHARがCREFで指定した 文字種と一致していれば.TRUE.,   
                      そうでなければ .FALSE.を返す論理型関数値．           
                                                                           
   

4. 備考
   1. CHARとCREFの長さは等しくなければならない．

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