3.2 座標軸の場所

このパッケージを使うためには, あらかじめ変換関数番号が ITR=1~4 (直角直線座標系)の正規化変換が 設定されていなければならない (「GRPH1」のマニュアル参照). たとえば

CALL SGSVPT(VXMIN,VXMAX,VYMIN,VYMAX)
CALL SGSWND(UXMIN,UXMAX,UYMIN,UYMAX) 
CALL SGSTRN(ITR)
CALL SGSTRF
が呼んであるとする. このときLLA, ULAは次の場所に座標軸を設定できる.
UXPACKについては



'B'ottom - (UXMIN, UYMIN) (UXMAX, UYMIN)を結ぶ線
'T'op - (UXMIN, UYMAX) (UXMAX, UYMAX)を結ぶ線
'U'ser - (UXMIN, UYUSER) (UXMAX, UYUSER)を結ぶ線

UYPACKについては
'L'eft - (UXMIN, UYMIN) (UXMIN, UYMAX)を結ぶ線
'R'ight - (UXMAX, UYMIN) (UXMAX, UYMAX)を結ぶ線
'U'ser - (UXUSER, UYMIN) (UXUSER, UYMAX)を結ぶ線
X軸に関する'B', 'T', 'U', Y軸に関する'L', 'R', 'U'は, 座標軸の構成要素(次節参照)を作画する場所を示すための パラメーター(CSIDE)として用いられる. UXUSER, UYUSERは内部変数'UXUSER', 'UYUSER'を 設定して初めて有効となる(初期値は不定). 以下, 特に断らないかぎり単に「内部変数」というのは UZpGET/UZpSET(3.7.1節参照)の 管理する内部変数のことを指す. 座標軸を設定できるこれらの場所は, UXPACKについてはUXSAXZまたはUXSAXSによって Y方向に平行移動することができる; UYPACKについてはUYSAXZまたはUYSAXSによって X方向に平行移動することができる(3.8.1節参照).