第 5 回森羅万象学校

第 5 回森羅万象学校 First Announcement

  宇宙をわれわれはどのように理解しようとしているのか. 今回はこの問題に
ついて観測的宇宙論と自然哲学的宇宙論の二つの切口から考えます. 

  今回も専門的知識のない人にも分かりやすい解説をする予定ですので, 学年
や職を問わず, 興味を持たれた方は是非御参加下さい. 会場は新千歳空港から
のアクセスが容易な場所です. 部分参加もありますので気軽にお越し下さい. 
会場の収容力に限りがありますので, 参加をご希望の方はお早めにお申し込み
ください.  
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                        第 5 回 森羅万象学校
      「宇宙をまるごと理解する:観測的宇宙論と科学哲学的宇宙論」

                        (First Announcement)

             開催日: 2005 年 3 月 9 日(水) - 3 月 11 日(金)
             場所: 北海道 支笏湖温泉
             主催: 森羅万象学校企画グループ

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■ 講師・内容・講演日程 (予定)

   話題1:観測的宇宙論の進化論 
                                                 須藤 靖 (東京大学)

     宇宙論研究の目的は、「宇宙を理解すること」と言えよう。この「理解
     する」という言葉の意味は難しいが、例えば宇宙の組成を明らかにする
     ことはあきらかに理解への第一歩である。21世紀初頭に達成された観測
     的宇宙論の成果は、まさにこの理解のために本質的な基礎宇宙モデルパ
     ラメータの「値」を教えてくれた。実はこの「値」から、ダークマター
     とダークエネルギーの存在という、微視的な物質階層の描像に基づく常
     識的な予想を概念的に覆す結果が得られている。むろん次の段階は、こ
     の値の意味するところをさらに深く探ることである。しかしそのために
     は、天文観測を単により精密化して値の誤差をさらに小さくするという
     方向だけからはあまり期待できることはないように思う。観測的宇宙論
     の到達点を振り返り、今後進むべく道を考察しながら、この学問自体の
     進化論のようなものを論じてみたい。


   話題2:科学哲学のほんとうの問題
                                            戸田山和久 (名古屋大学)

    哲学が全体を理解しようとする試みだとするなら、科学哲学の第一の問
     題は、宇宙の中に「宇宙を理解する」という現象が生じているというこ
     とをどのよう に説明するかというものだと思います。この課題を果たす
     ために、私は、実在論的で自然主義的な科学哲学の構築が必要だと思っ
     ているのですが、これが結 構、問題山積で…たいへんです。自然科学者
     には「当たり前」に思われるかもしれない、私の立場が哲学の世界では
     なぜかくも主張しにくいのか…このあたり の事情についてお話しします

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             [午前 9:00〜12:00]               [午後 13:30〜18:00]
    3/09(水)                                   13時までに集合. 話題1 
    3/10(木) 話題 1                           話題 2
    3/11(金) 話題 2                           解散
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    ※ おおよそのスケジュールですので変更が有り得ます.
    ※ 夕食後は講演の予備時間としますが, 基本的には自由時間です.
       講演者の方との懇親会も予定しています. 
    ※ プログラムは入れ替わる可能性があります. 

■ 参加費

    全日参加 : 19,000 円 3食(除く初日・最終日の昼食), 懇親会費込 

    - 参加費は現地で徴収致します. 
    - 参加費は宿泊費, 運営経費等にあてさせて頂きます. 交通費は含みません. 
    - 部分参加についてはご相談下さい

■ 会場

    会場: 公共の宿/休暇村 支笏湖
    HP  : http://www.qkamura.or.jp/shikotsu/
    住所 〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉
    電話: 0123-25-2201 FAX: 0123-25-2202

    - 支笏湖畔の温泉宿です. 
    - 新千歳空港からバスで55分, タクシーで40分です. 

■ 申し込み・お問い合わせ

    本メール最後にあるフォームに従った形式で, 以下のメールアドレス
    へお送りください. なお, 定員に達した時点で申し込み受付を締め切
    らせて頂きます. 御容赦ください.

    不明な点がありましたら, お気軽にお問い合わせください. 

    申し込み締め切り: 2005/2/22 (火)
    問い合わせ/申し込み: 森羅万象学校企画グループ
                         sinra-apply@sinra.jp
                         (送信時に@は半角に変えてください) 

    ○ 記入上の注意
    - 「参加日程」「昼食希望」欄は該当部分のみを残してください.

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なまえ: しんら まなぶ
名前:  森羅 学
name:  SHINRA Manabu
身分:  M1
所属:  羅森大学大学院 理工学研究科 宇宙惑星地球科学専攻
所属TEL:  xxx-xxx-xxxx
所属〒:  xxx-xxxx
所属住所:  羅森市白金区緑山台4-58
所属FAX:  xxx-xxx-xxxx
email:  shira@domain.ac.jp
参加日程: 必要な部分以外消してください
          全日参加
          部分参加   (宿泊日)   9 日, 10 日
          日帰り参加 (参加日)   9 日, 10 日
昼食希望: 部分参加, 日帰り参加の方のみ記入してください 
          9 日, 10 日
MEMO:  地球惑星科学 (専門分野など)
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