[1.1] 共通
DNS サーバには (幸いなことに) バックアップしておくべき ユーザ側のデータベースは存在していないので, ユーザの情報でバックアップしなければならないものはない.
しかし, 管理者側としてバックアップしておいた方が良い (必須ではないが) ファイルはいくつかあるため, 以下にリストする.
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/etc/shadow
パスワードファイルである. 旧管理者やスタッフのパスワードを新サーバに復帰するのに用いる. (もちろん, 後から手動で設定してもらうことも出来るが, 管理者, スタッフ共に手間なので以前のものを復帰してしまった方が良い.) なお, このファイルが他人の目に触れるのは非常に危険なので, 手元の計算機にバックアップしてパーミッションを設定すること.
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/etc/passwd, /etc/group, /etc/sudoers
ユーザ管理用の設定ファイル群. 新サーバへの復帰の必要なファイルではないが, 一応.
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/etc/ssh
(ディレクトリ)ssh の公開鍵, 秘密鍵が置かれているディレクトリ. これも DNS サーバではわざわざ保持しておく必要もないが, 一応. このファイルもまた, 他人の目に触れると危険なので, 手元の計算機にバックアップしてパーミッションを設定すること.
[1.2] DNS サーバのみ
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/etc/bind/named.conf, (または /etc/named.conf)
bind の設定ファイルである. 新サーバにて bind の挙動がうまくいかなかった時など, 比較に使えるかも知れない.
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/var/named
(ディレクトリ)ゾーンファイル群の置場であるディレクトリ. 用途は /etc/named/bind.conf と同様.
[1.3] DHCP サーバ
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/etc/dhcpd.conf
dhcp の設定ファイルである. 新サーバにて dhcp の挙動がうまくいかなかった時など, 比較に使えるかも知れない. (gate-toroku-system に dhcpd.conf の生成機能が加われば, これは必要なくなるかも知れない.)