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1. 一般編

1.1 地球流体電脳ライブラリ(DCL)とは何ですか?

地球流体電脳ライブラリは FORTRAN77 で記述された可視化処理, 数 値計算処理, 文字処理用の関数群を集めたライブラリです. 簡易マ ニュアル『らくらく DCL』から一部抜粋すると以下の通りです.

地球流体電脳ライブラリ(DCL)は, 地球流体電脳倶楽部という集ま りの下で, 地球流体力学関係の研究者有志が長年にわたって開発, 改良, あるいは収集してきた「研究者による研究者のためのライブ ラリ」です. また, このライブラリは, 急速に変化しつつある計算 機環境に対応するために, 現在でもつねに開発, 改訂が行われてい る「生きているライブラリ」でもあります. 情報工学などとは畑違 いの者にとってこのようなライブラリを維持することは決して楽な ことではありませんが, 計算機の利用が不可欠となった現在, 我々 はあえてこの困難な作業に取り組み, 確実な技術に基づく地球流体 力学の着実な発展をめざしています.
具体的に何ができるのかについては『らくらく DCL』を参照下さい.

1.2 DCL にはどんな特徴があるのですか?

『らくらく DCL』マニュアルの 『はじめに』には, 次のように記さ れています.

地球流体力学という分野における, 特に大学での研究教育活動の現 状を反映して, DCLは次のような特徴を持っています.
  1. 「標準言語」としてライブラリの体系がわかりやすく, 柔 軟である.
  2. プログラムが適当に構造化され, 可読性が高い.
  3. 複数の計算機上で同じプログラムが実行できる.
  4. 標準的に FORTRAN 言語を使う.
  5. 高品質な2次元の図形出力がサブルーチンコールの形でで きる.
  6. 欠損値の存在するデータ(観測値)を, そのまま扱える.
このうち1, 2 の特徴は大学で使うという事情を反映したものであ り, 3, 4 は現在の我々を取り巻く計算機環境に関係しています. また, 5, 6 は, 常に計算機の能力いっぱいの仕事が存在するとい う地球流体力学の特徴に関係するものです.

1.3 『DCL』って何の略ですか?

Dennou Club Library の略です.

1.4 DCL はどこから入手できるでしょうか?

電脳サーバーと呼ばれる WWW / Anonymous FTP サーバーから入手 可能です. URL は

ftp://www.gfd-dennou.org/arch/dcl
などです. それぞれの資源の著作権に関してはそれぞれの資源に記さ れている指示を守って利用するようにしてください.

1.5 DCL はフリーですか?

はい, フリーソフトウェアです. 著作権は GNU Public License に準 拠しております. 因みにパッケージ内の CREDITS には版権を以下の ように定めております.

本資源の版権は地球流体電脳倶楽部に属する. 資源の利用にあたっ ては地球流体電脳倶楽部の定める規定にしたがっていただきたい. 原則として, 教育的目的の場合には自由に使用・改変して良いもの としている.

1.6 地球流体電脳倶楽部のメーリングリストはありますか?

あります.

http://www.gfd-dennou.org/arch/dcusers/
を参照してください.

1.7 DCL の開発に参加したいのですが.

管理責任グループ
に御相談下さい.


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